2017/7/10-7/16 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのはまだ8日なので、
まだ満月の前なんですが
10日から始まる、この記事での「今週」は、
満月過ぎた「台風一過」のような、
少しほっとするような雰囲気もあります。
9日の満月はかなり鉄火というか、
熱量が高くてボリューミーだったので、
そういう盛り上がった時間を過ぎて、
10日から16日の週は「一山越えた」感があるんじゃないかと思います。

とはいえ、今週何もないかというとそうでもなく
太陽が冥王星とオポジションぴったりになるの月曜日ですし、
大きな力がゴリゴリと動いていく感じ、
特に、集団の中での意志の強まり・高まりと、
集団全体として放出するパワー、みたいなものは
週の前半にはまだ、びしびし感じられるかもしれません。
感情の高ぶりと「現実的な行動」のガンコな結び付きのイメージ、
昭和的な「頑固オヤジの独断」みたいな映像も浮かびます。
一方、週の中程になると、
水星・木星・海王星のyodが効いてきます。
この３星はどれも、なんとなく
コミュニケーションやイマジネーション、
人間の頭と心の動きに関係のある星々です。
金星もこの３星の根回しをしてるみたいな面白い役所で、
いつもは見られないようなコミュニケーションが可能になる
というイメージがわきます。
たとえば勝海舟とか坂本龍馬みたいな役回り、
本来対話が成立しなさそうな人々を
ぐるっと巻き込んで全体で
「一つのハナシにしちゃえ」「話をまとめちゃえ」みたいな
そんなイメージがわいてきます。
yodというのは膠着状態のような、動きの取れない形、と言われますが
星のラインナップによっては、なんかむしろ
いつもより喋ったり動いたりしてるよね
と感じられることもあります（個人的に
今回は金星が効いてたりして、
特に「なんか、いつもは動かない人たちが集まって、動かしてるよね」
みたいな感じが出てくるのかなと思います。
すごく上手くいく呉越同舟
とかでしょうか（どんなだ

今週はそんな感じです。

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2017/7/10-7/16 魚座の空模様

何かを好きだと思う気持ちや、愛情など
やさしくあまく、やわらかい感触のものたちが
どんどんその強さを増し、熱くなっていくと
勇気や戦意や意志の強さ、頑固さやこだわりといった
かたく激しい感触に変わっていきます。
でも、そうした激しさ、かたさも、
よくもとをたどっていくと
やわらかく優しい気持ちにちゃんと、たどりつけたりします。
誰かの心のなかの、
そんな複雑なありようを理解したとき
私たちは深く感動します。

ただ厳しいだけのように見える人の心の奥にある、痛烈な優しさや、
堅く心を閉ざした人の中に燃える、激しい愛などは
それが表に現れないときは、一つの悲劇にもなり得ますが
もし、それがあるとき、外側に現れ出て
愛や優しさの対象に直接触れることがあったなら、
両者の人生全体が、喜びの物語に変わる、
ということだって、あり得ます。

今週、あなたはだれかの、あるいは自分自身の心の奥から、
堅くきびしいものの根っこにあった
優しくやわらかいものの流れを「引き出す」ことができるのかもしれません。
どんなに辛いときにも決して泣かなかった人の熱い涙は、
当人や周囲の心を救うことさえあるのです。

あるいは、そんな大袈裟なことでなくとも
森の奥深くに澄んだ泉をみつけるように
「本当はそんな気持ちだったのだ！」
という、ささやかな発見が、
生活全体を新しい光で照らすような瞬間が
やってくるのではないか、という気がします。

2017/7/10-7/16 水瓶座の空模様

愛と語らいの時間が続いています。
あるいは、
「人と会う喜びの時間」「発見と出会いの時間」
「楽しみとその共有の時間」
とも言えるかもしれません。
人との密な交わりや、愉快な交流の中で、ふと、
「その世界がもっと外の世界へと開かれている」
ということに気づく瞬間もありそうです。

小さな公園で遊んでいたら、
その公園がもっと大きな公園の一部だった
と気づく、といったことが起こるのかもしれません。
私たちは幼い頃、たとえばプールなどで
「幼い子供用」のエリアから、
もっと大きな子供も、大人と一緒に遊べるメインのエリアへと
あるとき、移動する時期を迎えたはずです。
大人になってからも、そんなふうに
「あ、ここはごく限定的なエリアで、
今ならもっと大きなエリアに移動できるんだ！」
と気づく瞬間が、巡ってくるものではないかと思うのです。
今週、そんなシフトを経験する人が
少なくないんじゃないかと思います。

2017/7/10-7/16 山羊座の空模様

自分の中に色々な謎が渦巻いているとき
それに、なんでも応えてくれる人がいたら
たいへん、面白いだろうと思います。
ずっと疑問に思っていたことをどんどんぶつけて
こたえをもらえるのです。

その「こたえ」は、もしかすると
「正解」ではないかもしれません。
むしろ、間違っていたり、単なる個人の感想だったりするのかもしれません。
でも、とにかくなにかが「投げ返されてくる」ことで、
だんだんに、別の、
もっと大きな「こたえ」が見えてくることもあります。

今週、あなたはたぶん、そんな情熱的なキャッチボールを
ガンガン投げ合うことになるかもしれません。
どんどん投げ返されてくるボールは
ひとつひとつに個別の意味があるというよりは
そのボール全体で大きな意味があり
もっといえば、ボールが「返ってくる」ということ自体に
ひとつの大きな大きな意味があることを
あなたはどこかで、発見できるのだろうと思います。

2017/7/10-7/16 射手座の空模様

この時期は、選択肢が非常に多いようです。
たとえば、良好な人間関係の中で
「もう少し踏み込んでみようか、
それとも、ここまでにしておこうか？」
という思案が発生し、少し迷ってみる
といったことが起こりやすいのです。
たぶん、「どちらにするか」を決める上で
合理的な根拠はほとんど、みつからないかもしれません。
「どっちでもいいところで、どっちをえらぶか」
は、
直感で選ぶこともできますし
普段からの思想信条にもとづいて選ぶこともできますし
はたまた、もっと全然別の
自分自身にしかわからない根拠で選ぶこともできると思います。

さらにいえば、たぶん
どっちを選んだとしても
「失敗した！別の方を選んでおけばよかった！」
という後悔には、
なりにくいようにも見えます。
どちらを選ぶかで展開はたしかに、分岐するかもしれませんが、
どちらの道もおそらく「間違い」ではなく
それぞれの面白さをもった道のりになるだろうと思うのです。
たぶん、どちらを選ぶかということは、
本質的な問題ではなくて
「何故それを選んだか」
ということのほうが、
最終的な着地点に、重要な影響を及ぼすのかもしれません。

2017/7/10-7/16 蠍座の空模様

よくよく頭を使わなければ解けないような難しい問題や
あくまで合理的に、冷静に、論理的に判断しなければならないような状況で
不思議と「情」が必要になる気配があります。
「なんでこれがうまくいかないんだろう？」
と首をひねるようなとき、
たとえば、
潤滑油が足りないとか、湿り気が少ない、といったことが原因で
機械がうんともすんとも言わない、
というのと似たような状態なのかもしれません。

あなたはたくさんの潤滑油や水分のような要素を持っている人ですが
そうしたものは、だらだら垂れ流れてしまうとまずいので
ふだんはしっかり瓶の口を締めて、
外に出ないように管理しているところがあると思います。
ただ、この時期はその「管理」が厳しすぎると
少し上手く回らないところが出てくるのかもしれません。
あるいは
「こんなところに、潤滑油が要るの？ほんとに効くの？」
と疑問に思えるような場面もあるかもしれませんが、
ほんのちょこっとたらすだけで
意外と効く
ことがわかるんじゃないかと思います。

2017/7/10-7/16 天秤座の空模様

行動していて迷いを感じたら、
仲間との対話や、友だちへの相談が
迷いを消してくれるでしょう。
逆に、人と話しすぎて何が何だかわからなくなったら、
特に目的もなく身体を動かしてみると、
頭が整理されてくるかもしれません。

たったひとつの方法とか、固定された環境などに
「浸かりすぎる」と、
今は、少し視野が狭くなりがちなようです。
もちろん、書斎の椅子に座ったまま全世界を見渡せるような、
強靱な頭脳と精神の持ち主も、世の中にはちゃんと存在するわけですが
多くの人は、できれば少しは環境を変えたり、話し相手を変えたり、
方法や動き方を変えたりしたほうが、
視野は広がっていくはずです。

この時期はいろんなところにカギやパズルのピースが落ちているので
できるだけ動き回って、それをあつめていかなければならない、
ということなのかもしれません。
ある場所を探して、探し尽くしたら
次の場所に移動する必要がある、
ということなんだろうと思います。

2017/7/10-7/16 乙女座の空模様

放っておいて欲しいのに、寂しかったり
深く考えてから言いたいのに、なぜかどんどん話してしまったり、
謎だなあと思っているのに、わかっている振りをしてしまったり
清らかに生きたいと思いつつ散財してしまったり、等々、
私たちの「願い」はなかなか、整合しません。
でも、その矛盾は、第三者から見れば
けっこう「矛盾していない」場合もあるようです。

このところ、あなたの中でどうも
「整合しない」部分があるなら、
今週、それを誰かがおもしろいかたちで
「とりまとめて」くれるかもしれません。
これは、矛盾する２つの条件のうち、
どちらかにあなたを寄せてくれる、ということではなく、
むしろ、いくつかの整合しないように見えるものたちが
実は一つの根っこから出ていて、
ちっとも矛盾していない
ということを、教えてくれるようなことなんだろうと思います。

枝葉を辿って一本の幹にたどり着いたとき、
あなたは、ひとつの新しくて丈夫な計画を立てることになるかもしれません。
この計画は、あなたのなかで整合しなかった部分を
大きく包み込んであたためて、
卵のように孵すような、
そんな、生命力に溢れるプランなんだろうと思います。

2017/7/10-7/16 獅子座の空模様

「犠牲を払ってもらう」ことと
「迷惑をかける」ことは
似ているようで、決定的に違う部分があります。
「犠牲」は、もともと、
神様に祈るときにささげる、いけにえのことです。
もし、神様がいけにえを「受け取って」くれなかったら、
いけにえを捧げた人の祈りは「拒否された」ことになってしまいますから
大変、辛いのです。
たとえば、願い事を呟きながらお賽銭をポンと投げたとき、
それが賽銭箱に跳ね返されて自分の手の中に戻ってきたら
たぶん、少しはぎょっとしてしまうでしょう。
逆に、奮発して、思い切ってなげこんだ500円玉が
ちゃんと賽銭箱に吸い込まれてくれたら、
「勿体ない」などとは思わずに、
「よかった、願いはちゃんと叶いそうだ！」
と思えるに違いありません。

「犠牲」「いけにえ」等という言葉は
それ自体で見ると何かコワイもののように見えるかもしれませんが
私たちは実際、日々の生活の中で
他人のために多くの犠牲を払い、
また、人からも、多くの犠牲を払ってもらっています。
そのプロセスの中で、なんとなく
「迷惑をかけてしまったな」と申し訳なくなることもあるわけですが
「迷惑」なのか、それとも、
祈りや愛や崇敬を含んだ「犠牲を払う」行為なのかで、
その意味は大いに違ってくるだろうと思うのです。

誰かが犠牲を払ってくれたら、
それは、神様に捧げられたお供えのように
まるっと受け取るのが、相手にとっても、喜びであるはずです。
なぜなら、相手の心に、何らかの愛や希望や祈りがあるからです。
その祈りを自分がもし、
神様のように叶えてあげられるわけではなかったとしても、
多分、「犠牲」を受け取ったのは、
あなたのようであなたではなく、
相手から見ると「世界全体に捧げた犠牲」のような意味を持っているんだろうと思うのです。
あるいは逆に、あなたが犠牲を払う場合でも、それは同じで
あなたのなかになんらかの願いや理想、崇敬の念や愛などの、意志や気持ちがあるなら
相手に受け取ってもらうことは、「世界に受け取ってもらう」ようなことで
素晴らしい意味を持っているんだろうと思います。

2017/7/10-7/16 蟹座の空模様

なにかに強烈に惹きつけられるとき、
私たちはその原因があくまで相手の中にあると感じます。
でも実際は、
自分の中にこそ、何らかの炎があらかじめ燃えていて
たまたま、相手がもっていたなんらかの「欠片」の煌めきに
自分のなかの炎が反応しただけ
ということも、あるものです。

ただ、この時期に限って言えば
相手の中にも同じような炎が
もっと強大な形で存在しているのかもしれません。
そして、あなたの中の熱と、
相手の持つ深いマグマのような熱が呼び合って
おもしろい「協力体制」が形成されるような気配があります。

たとえば、
誰かと一緒にリンゴの木を植えて
「この木が大きくなって、実がなればいいね！」
と希望を述べたところ
「じつは、ここに果樹園を作りたいんだよね！」
と、遙かに大きな夢を語られたとき
その夢が自分の心をぐっと飲み込んで
「一緒に果樹園を作ろう」
という野心が自分のものとなるような、
そんなような出来事がおこるのかもしれません。

2017/7/10-7/16 双子座の空模様

言っていることとやっていることがちがう、とか
やりたいこととやっていることがちがう、など
私たちはさまざまな小さな矛盾を抱えて生きています。
そうした矛盾は大抵、不快だったり、不可解だったり、
あるいは、不本意だったりします。

意図的に本心を隠して、
自分を偽った行動をとり続けているような状態は
確かに、不幸だろうと思います。
でも、私たちは自分自身、なかなか自分がわからなくて
ある道を選んでそれを進んでみてはじめて、
「別の道を進みたがっている自分」に出会う
ということも、たくさんあるのだと思います。
言行一致しないのは、
嘘をついているのではなく
それを語ったときにはわからなかったことが行動してみてわかったり、
行動のさなかで語ったことが、あとで間違いだったと気づいたり、
ということが
しょっちゅう起こっているからなのではないでしょうか。
たとえば、恋愛ドラマなどでは、そういうことがよく起こります。
なんとなく、「流れ」でつきあい始めた恋人との関わりを通して、
自分の中に、別の人への強い思いがあったことに気づく
というのは、常套的な展開です。

この時期、あなたは自分の行動と願い、言葉と行いの
ちょっとしたズレに気づくかもしれません。
そしてそれは、あなたともうひとりのあなたの
とても貴重な「出会い」なのかもしれません。

ちなみに、そのことは
上記のドラマのようなステレオタイプな形ではないだろうと思いますが、
どこかで「愛」に深く関係している気配もあります。

2017/7/10-7/16 牡牛座の空模様

あなたは元々「五感のひと」で、
人一倍、世界を身体的に感じとる力に恵まれています。
情報化社会では「物質そのもの」は軽視されがちで
メディアに流れる写真や映像を見ただけで
世界中で起こっている事を知っているような気になってしまいますが
実際、本当の意味で「それを見た」「それを聞いた」のは
その場にいた人たちだけです。

あなたの日常的な感受性、感応性は
今、とても活性化しているだけでなく
強い発信力を帯びているように見えます。
あなたが特別深く知っている、
上記のような「感覚の秘密」を
多くの人が無意識に、あるいは意識的に
必要としているようなのです。

いわゆる「食レポ」のようなことが
やってみると非常に難しい営為であるように、
「感じたこと」をコミュニケーションに「乗せる」のは、
至難の業です。
それでも、私たちは「知っていること」の前に、まず
「感じたこと」の世界で生きているはずで、
「感じたこと」の世界で共感し、得られた結び付きは
アタマと言葉だけで作ったそれとは
全く違う強度をもっているはずだと思います。

2017/7/10-7/16 牡羊座の空模様

どこから見ても「正しくて、周囲の人のためになる」選択肢が
なぜか、納得できないことがあります。
夢を諦めて選んだ「正しくて、周囲の人のためになる道」を
ずっと進んだ先で、深く後悔している人も
世の中には、少なくないのかもしれません。

芸術の世界では
「こうした方がキレイで整然としているけれども
その調和を敢えてこわしてみる」
といった選択は、珍しくないようです。
機能の点から見てごく合理的に設計された街よりも
たくさんの複雑な曲がり角を持つ街の方が
結果的に長く栄えた、という話を聞いたことがあります。

今週、あなたは他人の意見や「正しそうな考え」と、
自分のもっとも生々しい「心」とのあいだで
多少、迷いを感じることがあるかもしれません。
額のために絵があるわけではないように、
他人の意見のために自分の人生があるわけではない
ということをつかんでいれば
きっと、迷いを生むような他人の意見も
鵜呑みにしてしまうことなく、
ちゃんと自分のものとして「料理」できるのではないかと思います。
さらにいえば、その「料理」は、
かならずしも自分で食べる必要もなくて
意見をくれた当の本人に
「ご馳走する」ことだって、
けっこう、できてしまうのかもしれません。