2017/11/6-11/12 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
３日に発売されました『３年の星占い』好評発売中です！
『星ダイアリー2018』とあわせて
どうぞよろしくお願いいたします！
で
今週の空模様ですね。
今週は水星と金星が星座を変えて
雰囲気がぱぱっと変わりそうです。
水星は射手座へ
金星は蠍座へと移動するんですが
この移動は
「ちょっと慣れない場所に入る」
ような動きで、
イレギュラーな配置と言えます。
金星と火星はミューチュアル・リセプションという関係になり
連携が緊密なんですが
火星も今の場所はけっこうアウェイなので
全体に「あまりものごとがストレートにいかない」感じ、
もっと言えば「ミスマッチの妙」みたいなものが出てくるかもしれません。
ものごとが「そのまんま」「みたまま」ではなくて
ちょっとひねりが入っていたり、
「らしくない」感じのアクションになったりする
といった時間帯なのです。
でも
「いかにも」なことばかりでも、
世の中は、おもしろくありません。
意外性があり、ときにはズレがあって初めて、
新しいことの可能性が芽生えます。
「進化」はエラーから生まれた
という考え方がありますが
この時期はその意味で
まさに進化のキッカケの宝庫と言えるかもしれません。
コピーアンドペーストが当たり前のように行われる世界でも
やはり「間違い」はあります。
もしかしたら
「間違い」と「工夫」は、
紙一重と言っていいかもしれません。
火星は天秤座、金星は蠍座、水星は射手座です。
この３星座は全て「外界の他者」に関係する世界です。
私たちは大人になると、完全な「他者」に出会いますが、
その「他者」とどのように関われるか、という考え方や距離感が
この３星座それぞれのテーマと言えるかもしれません。
キケンで不可解な「他者」となんとか関わるために
私たちは、言語やルール、マナー、
贈与の習慣やしきたり、宗教など、
たくさんの手段をもっています。
でも、マナーやルールは「絶対的なもの」ではありません。
他者と関わるための手段からあえてはみ出して関わろうとする者が出てきたとき、
そこに、新しい関係性の可能性が生まれます。
たとえば、ものすごくベタなところでいけば
「恋人か、友だちか」という枠組みをはみ出して
「友だち以上、恋人未満」みたいな言葉が編み出されます。
何百年も受け継がれる「伝統的なしきたり」が存在する一方で、
たとえばほんの何十年か前には、ほとんどの結婚がお見合いで行われていた
というように、
関係性を作る手段は、かなり急激に変わっていく部分もあります。
「伝統的なしきたり」「みんながしている慣習」には
けっして褒められたものではないようなこともあります。
そうしたことを改めていくことができる時期があるとしたら、
それがまさに、こういう時期なのかもしれません。
11日、土星と天王星がトラインを組みます。
土星はこのまままっすぐ進んで来月後半、山羊座に出るので、
トラインはこれがラストヒットです。
射手座の土星、牡羊座の天王星、
この二星には不思議な類似性があります。
トポロジー的に同じ、というか、
構造が一致する部分がある、と言えるように思います。
冒険や挑戦、勝負に関して、
ある種の論理性、合理性を持ちこむ
という仕組みです。
火のようなエネルギーに丈夫な骨格を与える
システムの中で火を燃やす
みたいなイメージです。
2015年頃から
もっと言えば、2011年頃からの挑戦への強い意志が
このあたりでひとつの到達点に至るのかもしれません。
今週はそんな感じです。
・・・・・・
2017/11/6-11/12 魚座の空模様
どこまでもたっぷり使えます。
時間も、人の好意も、様々な機会も、旅程も、
この時期は妙に余裕があって、
いろんな意味で「潤沢」なのです。
ヘンに節約したり、遠慮したり、焦ったりすることなく、
あなたの持ち前の鷹揚さや伸びやかさを前面に押し出して、
どこまで自分を拡張できるか
それを試してみたいような時期なのです。
モノによっては「たくさんある」ことによって、
使い途も変わってきます。
たとえば、ひとかけらしかない大根なら、
大根おろしにして焼き魚に添えますが、
一本あれば、ふろふき大根やぶり大根などのメインに、
二本あれば土鍋でたくさん炊いてもっとメインにできますし、
何本もあれば、漬け物にして長く食べよう、などとなります。
時間やチャンスや人間関係にも、
もしかすると、そんなところがあるかもしれません。
それが「たくさんある」なら、
使い方が変わってくるのです。
今週以降、そういう意味で
いつもとはちがった関わりや、仕事や、旅や、勉強を楽しめそうです。
乾燥させたり、発酵させたり、お裾分けしたりして、
まったく別の時間へと変えてしまうことだって、できるかもしれません。
2017/11/6-11/12 水瓶座の空模様
とても素晴らしい道を、どんどん歩いている最中だと思います。
王道を、あるいは確実にローマに続く道を、
のしのし、かなりまっすぐ進んでいけています。
「上を目指す」とき、
もれなく「上の方の景色」が目に入ります。
そこにいる人たちの姿も、視界に飛び込んできます。
その人達があまりに素晴らしく見えて、
自分の現状と比較してしまって、
一気に意気消沈する、という現象も
そういうときは、しばしば起こります。
特に、客観視を重んじる水瓶座の人々には
この現象が起こりがちです。
でも、この時期は「比較」は、必要ありません。
必要ないというか、無意味です。
あなたが上昇しつつあるからこそ
周囲の景色が変わっているので、
相対的にあなたが「下がった」わけではないのです。
むしろ、上がっていっているのです。
今週以降、誰かと自分を比べそうになったなら、
その比較をいったんストップしてみてください。
そして、今あなたが目指している目標や、
掴みつつあるチャンスの方に目を向けて頂きたいのです。
そこにこそ、あなたが見るべきものがあるはずです。
2017/11/6-11/12 山羊座の空模様
予選を通過するまでは
予選を通過することが目標となりますが
予選を通過してしまったら
こんどは、本戦が目標となります。
達成すれば達成するほど、
目標はどんどん大きく、重くなっていくので
目標達成の喜びもすぐに
新しいプレッシャーに打ち消されてしまう
という現象に、
けっこう多くの人が、心当たりがあるのではないかと思います。
とはいえ
「望みが叶えば叶うほどきつくなっていく」
という、ちょっと面倒な現象も
今のあなたにとっては、
「嫌なこと」ではないのだろうと思います。
この時期、新しい可能性がどんどん出てくるがゆえに
目標に向かっていくプレッシャーが大きくなった観があるかもしれませんが、
それ自体はあなたの望みであり、
決定的に素敵なことなのです。
あなたは基本的にリアリストであって、
それゆえに少し悲観的なところがありますが
その「悲観」の精神を
身近な人が今週、打ち壊してくれるかもしれません。
悲観したからといって現状がより安心になるかというと、そうでもない
ということを看破してくれる人がいて、
そこから、あなたの持ち前の大胆さ、剛胆さが
どーんと表に出てくるのではないか、という感じがするのです。
2017/11/6-11/12 射手座の空模様
「内緒」で進めていけることがあるようです。
周囲の人々との連携がとても緊密で、
意見を求められることも多く
あなた自身、発信欲が高まっていますし、
賑やかな時期ではあるのですが
その賑やかさの中でも
あなたはこっそり、黙々と、
「自分だけで進めたい」ことがあるのではないかと思います。
この「自分だけでやっておきたい」ことは、
今、とても大切です。
100年近くも開けられていない、
中に何が入っているのか、今や誰も知らない金庫とか、
遠い昔の沈没船や突然消えた街の遺跡や、
どうやってもタネのわからない手品など、
ある程度しっかり隠されているものに、
私たちは強烈に惹きつけられます。
その魅力こそが、物語の源泉となります。
小中学生がタイムカプセルを埋め込むように、
私たちはそうした魅力と物語を
自らつくり出すこともできます。
私たちの生活は、様々な「魅力」に動かされていて
そうした「魅力」を作ることができる人は、
たぶん、とても必要とされているのです。
この時期、あなたはあなた自身の人生や、
あなたのまわりのいる人々の生活を、
少なからず動かすことができるような「魅力」を
自分の手で育てることができるのではないかと思います。
2017/11/6-11/12 蠍座の空模様
「自分を変えたい」と思いながらも
「自分の思う自分」にしがみついてしまい、
なかなか殻を脱ぎ捨てられない人は
世の中に、少なくありません。
第三者からすれば
「自分を変えたい」と思うなら、変えればいい
と思えますが、
本人にとっては、それがたまらなく怖いので
「いつか、自然に変えられる時が来るだろう」というふうに、
ただなにかが起こるのを待っていることもあります。
でも、この時期はおもしろいことに
いつもの自分から別の自分へと
姿を変えることができるかもしれません。
特に、
ハロウィンでは多くの人が仮装をしますが、
それにも似て、
まずは姿から変わってみるとか、
行動パターンを変えてみるなど
「外側から変える」「見た目から変える」
ようなことが、意外に大きな成果を生みそうです。
オバケのような格好でも
皆が笑ってしまうようなコミカルな格好でも
とにかく「自分以外の自分」です。
外側から内側へ、
内側から外側へと
新しいあなたを引き出す力が流動して、
これ以降「脱皮」していけそうです。
2017/11/6-11/12 天秤座の空模様
「おしゃべり」したくなるかもしれません。
どちらかと言えば話すことの好きなあなたですが
今週以降、特にその欲求が強まりそうです。
それはおそらく、
あなたの中に多くの情熱や意欲が渦巻いていて
それが「出口を探している」ことの
一つの証明だと思います。
行動でその熱を放出するだけでなく、
言葉にして、声に出して語ることで
周囲にその熱がどんどん伝わっていきます。
更にあなたも、周囲から燃料を受け取って
自分の中に「まわして」いけるようです。
ただ、情熱や意欲の中には、
「話しすぎてはいけないもの」も存在します。
まだ温めて置いた方がいいもの、
言葉にすると陳腐化してしまうもの、
というのも、あるのだろうと思います。
話したほうがいいことと、まだ話さずにおくべきこととを
明確に切り分けるのは簡単ではありませんが
この時期は少し、そうした観点も役に立つかもしれません。
とはいえ、逆に
「話して話して、話しすぎてみて初めて見えてくるもの」
というのも、私たちにはあります。
過剰さの中にしか見いだされない宝物があるとするならば
この時期のあなたは、
それを発見できるだろうと思います。
2017/11/6-11/12 乙女座の空模様
たとえばフリーマーケットでは
多くの人が集まって、色々な物を売っています。
一般的な商売であれば
「物を売る」ことで得たいのは、主に「収入」だろうと思います。
でも、フリーマーケットは必ずしも、そうではありません。
古くなってもう使わないけれど捨てるのがもったいないとか、
参加するのが楽しそうだったので出てみたとか、
人によって求めるものが、千差万別です。
商売も、フリーマーケットでの販売のようなことも、
ごく広い意味で言えば「交換」です。
でも、そこで「交換」されているのは
ただ単にお金とモノだけではありません。
様々な目的や思い、損得の感覚のちがい、価値観の違いなど
目に見えない多様なものが「交換」されています。
コミュニケーションもまた、「情報交換」という観点でいけば
ひとつの「交換」です。
今週以降、あなたも周囲の人々とのあいだで
さまざまな「交換」を体験するだろうと思います。
それが「得した！」と思えるか、
「ソンした！」「不公平だ！」と思えるかは
おそらく、そこに何を求めるかで
変わってくるはずです。
「自分が何を欲しているのか」を解っていれば
あまり損をするような判断はしなくて済みますが
何が欲しいのか解らないまま交換にのぞむと
「なんでこんなことをしたのか、自分でも解らない」
というような結果になりがちです。
何を提供し、何を受け取りたいか。
今週以降、賑やかな交換やコミュニケーションの渦の中で
それを考えていけるのかもしれません。
2017/11/6-11/12 獅子座の空模様
「憧れ」といえば
「遠い世界に抱くもの」
というイメージも湧きますが、
この時期のあなたの「憧れ」は
どちらかと言えば、
ごく身近な、あなた自身のテリトリーに潜んでいるかもしれません。
身近な人とのコミュニケーションに関する理想、
インテリアに関する理想、
住処を取り巻く環境についての理想、
「ともに暮らす」ことへの理想、等々
あなたの身近にはいま、
たくさんの「理想」が渦巻いているように見えます。
もちろん、他のテーマと同様、
「理想」を完全に現実にすることは困難です。
どんなに身近なことでも、
否、身近な、手の届く場所にあるものごとだからこそ、
それを理想に近づけるのが難しいのかもしれません。
でも、「理想」や「憧れ」は、
人生を導く灯台であり、天の星です。
自分の理想を大切にして
住む世界を限りなくそれに近づけていこうとするとき
あなたの生活はどんどん豊かになっていくでしょう。
今は特に、
「普段のコミュニケーション」に
強い光が当たっています。
何気ない日常の会話の中で
自分がだれと何を語っているか、
少し検証してみると
おもしろいことが見えてくるかもしれません。
2017/11/6-11/12 蟹座の空模様
優等生が完全に優等生のままで生き続けていったら
たぶん、どこかで辛くなってくるでしょう。
逆に、怠け者が純粋に怠け者のままで生きていっても
やはり、どこかで苦しくなってくるのではないかと思います。
私たちはだれもが、
自分の個性をある程度自覚しながらも
その個性から少しだけ「脱線」したい
という衝動を
心の中に抱いているのではないでしょうか。
「脱線」することで
ある種のバランスがとれたり、
緊張がやわらいだり、
ガスが抜けたり、といったことが起こります。
ワーカホリックな人でも
時には休養をとらなければなりません。
節制をモットーとしている人でも
ときどき、不摂生なものを食べて心を落ち着ける
という習慣があったりします。
自己犠牲のカタマリのような人でも
ときにはワガママをしないと、精神が危険にさらされます。
「良い子」や「真面目な人」ほど陥りやすい問題がある
ということは、しばしば指摘されます。
病気になって初めて
「脱線しなさすぎた」ことを後悔する人もいます。
「完全にいつも通りなら大丈夫」ではないのです。
金属疲労のようなことが起こらないためには
ときどき、少し別な生き方をしなければならないものだと思います。
そんな「人生の脱線」は
ささやかな寄り道もあれば、
人生全体を危険にさらすようなものとなる場合もあります。
私たちの人生や「心」は
自分で思うよりずっと、様々な危険の中を生きています。
場合によっては
「完全に安全に生きよう」
としたことが原因で、
盛大に人生の落とし穴に落ちる人さえいます。
今週以降、
あなたは普段の自分の軌道を少し、あるいは大きく
「脱線」したくなるかもしれません。
それはとても大切で、必要なことであるはずですが
同時に、多少のリスクをはらんでいるかもしれません。
もとい、「リスクがある」からこそ
その脱線があなたの人生に
新しい活力をもたらすのだと思います。
ホラー映画を見たり、絶叫マシーンに乗ったりすることが
なぜ「遊び」なのか
冷静に考えれば不思議なのですが
私たちの心はなにか過剰なものやヒリヒリするような刺激を得て
はじめて息を吹き返す
というところがあるのだろうと思います。
2017/11/6-11/12 双子座の空模様
「人の意見を聞く」ことと
「人の言うとおりにする」こととは違います。
今週は、盛大に「意見を聞く」場面に恵まれるかもしれませんが
「その通りにする」かどうかは、
まだ決める必要がなさそうです。
今週以降、あなたをとりまく人間関係は活発さを増し、
いろいろな人が色々な思いをもって、
あなたにボールを投げてくるでしょう。
あなたはそのボールを受け取りつつも、
「すぐに投げ返す」必要はまだ、
ないだろうと思います。
相手の望む期限を尋ねておいて、
さらにそれをもう少しのばせないか確認して、
制限時間いっぱいいっぱいまで使う
くらいで
ちょうどいいかもしれません。
あなたが本当にやりたいことをやるために
どんなフォーメーションを形成できるか
どんなポジションに立てるのか
ということが、
今、とてもダイナミックに起ち上がりつつあります。
すでに用意された座席にぽこんとはまりこむように坐る
ということなら簡単なのですが
まず、みんなと座席の数や配置から決めなければならず
その「みんなと決める」こともまた
ただ全員の納得があれば良いというわけではない
というあたりに
この時期の面倒くささがあります。
でも、一つだけ確かなことは
今はとにかく
「自分の情熱や方向性を軸とする」
ことにポイントが置かれている点です。
あなた自身の成し遂げたいこと、果たしたいことが中心となって、
周囲がそのまわりに渦を巻きながらやがて軌道を形成する
といったプロセスになっていくのではないかと思います。
2017/11/6-11/12 牡牛座の空模様
賑やかになってきます。
関わる相手の人数が増えますし
関わり方もより密接に、親密になり、
ちょっとにぎやかすぎるな
と思える場面もあるかもしれません。
この時期は、付き合いやすい人や
嬉しいことを言ってくれる人よりも、
ちょっと面倒くさい人とか、
なにかと質問してくる人などのほうが、
妙に、魅力的に感じられるかもしれません。
普段なら惹かれないような部分に惹かれる
という現象が生じたなら
それは、この時期だけの、
ごく特別で、たぶん、非常に貴重な機会なのかもしれません。
人に会う機会が増えますが
そこでは、妙に
「自分自身に出会っている」というような感じもするかもしれません。
普段自分を見失っていたけれど
その人に会って久々に
「自分」
の手応えを思い出す
といったことも、
もしかしたら起こるかもしれません。
2017/11/6-11/12 牡羊座の空模様
なんでも「試してみる」ことが
この時期は、大切かもしれません。
服の試着などはその代表ですが
一見したところと、
「試して」見たときとでは
印象が全く違うことも多々あります。
仮説はかならず、実験で検証されなければなりません。
でも、私たちの生活では
単なる想像や仮説が
まるで「現実の結果」のようにまかり通ってしまうことも
ちっとも珍しくありません。
実際に試してみる前の
「どうせダメだよ」
「これなら絶対大丈夫だよ」
などというのは
すべて「仮説」に過ぎません。
一度も来てみたことのない服のように、
似合うかどうか、着心地が良いかどうか、
まったく解ってはいないのです。
今週以降、
「見た目の印象」「仮説」と、
「実際に試してみたときの結果」とのギャップは
どんどん大きくなっていきます。
そのギャップの大きさこそが
この時期の面白みであり、可能性です。
11日前後、なにかとても
「心強い出来事」
が起こるかもしれません。
たとえば、あなたがここ数年をかけて必死に
一人で取り組んできた新しい挑戦に
これから定年退職しようとしている「師匠」のような先輩が
「それはきっと上手く行くから、続けなさい」
と明言してくれるような、
そんな感じの出来事ではないかと思います。
