2019/6/10-6/16 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
そろそろ梅雨かな、
という空模様ですが
もっと上の空模様をいつもどおり、
行ってみたいと思います。
金星は先週双子座入りし、
柔軟宮に4星、活動宮に4星と、
動きと変化に溢れる時期となっています。
物事がめまぐるしく動くので、
心を揺さぶられる場面が多いかもしれません。
特に蟹座の水星・火星は、
世の中に起こることや自分の外部に起こることを、
自分の個人的な思いや経験と結びつけて捉える
という傾向を感じさせます。
想像力が思いやりや共感を生み、そこから
私たちは社会的に「よいこと」を目指そうとすることができますが、
個人的な経験はあくまで個人のものなので、
経験と想像を組み合わせた共感は、
相手のことをダイレクトに感じているようで、
実はそこまで想像の手が伸びていかない、
ということもまま、あります。
他者の出来事に関して、経験と想像を元に共感し、
強く心を揺さぶられたけれども
実際には2つの思いは重なり合ってはいなかった
という現象から生まれる悲劇も多々、存在します。
であれば、本当に社会的に「よいこと」となるような考え方は
個人的経験と想像を組み合わせた共感の
外側にあるものなのかもしれません。
今週は、そうした「共感」の内側と外側に通路のようなものができて、
固まらない状態になる、という感じがあります。
魚座海王星と蟹座火星・ドラゴンヘッドのトラインが
蟹座の閉じた感情世界につくられた魔法の出口のように見えるのです。
窓と戸口のある家の中でこそ、生活は活気を帯び、
熱くきよらかなサイクルが生まれます。
今週の蟹座火星の怒りには、ちゃんと流れ出すための通路が作られている
というイメージがわくのです。
15日、土星と木星のセミセクスタイルのピークとなります。
最終は8月19日なので、その前段階というイメージです。
両方オウンサインで太陽の対岸、非常に強い状態です。
大きな大きなものが動いていく時、
個人としての私たちは自分ではどうにもできないことを前にして、
呆然とただ、見つめているしかないように思えることもあります。
でも、時代という大きなものを振り返ると
私たちはやっぱり、その「内側」にいたのだ、
と感じられます。
冥王星と太陽のインコンジャンクトは「蟻の一穴」を想起させる形です。
やってみなければわからないことの前に立つとき、
私たちは少なくとも一瞬は
立ちすくむものなのだろうと思います。
今週はそんな感じです。