2019/3/11-3/17 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
先週の星のドタバタ(?)した動きからぬけだし、
今週は少し落ち着いた雰囲気が出てくるかもしれません。
もっと言えば、水星も魚座で逆行に入り、
普段よりもスローペースに、
おっとりした状態になってくるのではないかと思います。
普段通りの落ち着きに戻るというよりは、
普段以上にもそもそしている
みたいな感じかなと思うのです。
蝶は蛹の中で
セミは地面の下で
それぞれ、やることがあります。
私たちもまた、
表に出てハデに活躍するだけが脳ではなく
むしろ、ハデに活躍するために、
「みえないところでしておかなければならないこと」
みたいなものがあるのだろうと思います。
この時期は不思議と、
「自分の内側でやっておく」ことが多いのかもしれません。
組織の内部で、チーム内で、
部屋の中で、頭の中で、
「外界」から隔離されたところでしか準備できないこと
というものがあるのだと思います。
また、
お酒や漬け物が一瞬ではできあがらないように、
絶対的な「時間」を必要とするテーマもあります。
ここまで考えて、一休みして、寝て起きたらまた考える
みたいなことをくりかえしていかないと
決してたどり着けないゴール
というものがあるわけです。
どんなに仲良くなりたいと切望していても、
一度会っただけではそれほど強い関係にはなれません。
何度も会って、関わりを重ねていって、
やっと、お互いにある程度以上に信じられる、
強い心の結び付きが生まれます。
そうした「時間」も、この時期のテーマの一つです。
これまで重ねてきた時間が一つの融合や統合に至ったり、
ここで重ねたプロセスが融合や統合への入り口になったりする
ということがあるのではないかと思うのです。
他に、今週の目立つ星の配置は
牡牛座火星と山羊座土星がトラインを組み、
魚座の太陽と射手座の木星がスクエアを組むあたりです。
どちらもはっきりした動きを感じさせる形ですが
どこか鷹揚でもあります。
ゆったりどっしりと構えていて、
ちょこまかしていません。
すでに決まっている方向性の中で、
新しい要素を巻き込みながらも基本的にはまっすぐ前進していく
という動きを感じさせます。
責任感、理想を追い求める気持ち、知の蓄積、
結局はごまかしのきかない現実。
山羊座と魚座は、
絶望的にも思えるほどの理不尽を含む現実を
ひとまずありのままに、否定せずに認識したところから
「じゃあどうしようか」ということを考える
という点が似ています。
向かって行く方向はだいぶ違っていても、
スタートラインは同じなのです。
最初から「あるべき姿」を掲げてしまわず、
スタートは常にむき出しの、
場合によっては「救いようのない現実」にある
というところが、
山羊座的な世界の誠実と責任であり、
魚座的世界の透徹と純粋さなのだという気がするのです。
今週はそんな感じです。