2018/6/25-7/1 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
今週は28日、山羊座で満月が起こります。
土星とほぼ重なっていて、
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9932_ph180628
こんな感じで見えます。
山羊座の土星はとてもパワフルで、
一方、ここでは、
月はちょっとクセが強い配置です。
両者はここでは非常に対照的でありつつ、
蟹座-山羊座ラインの一つの方向をくり返し強調して指さしている、
というイメージも湧いてきます。
両者は、極論すれば
相反する存在でありながら、
同時に、一つのものでもあるのです。
たとえば、何かを優しく守るのは、外界に脅威があるからです。
何かを強く撥ね付けるのは、内側に、
どうしても守りたい、傷つきやすいものがあるからです。
攻撃と守備は、一つの目的のために行われます。
もちろん、相手を打ち負かしたい、という、
捨て身の攻撃というものもあるでしょう。
功名心や正義のもとに生まれる攻撃性もあります。
でも、この蟹座-山羊座ラインについていえば、
攻撃は常に過剰な防衛のあらわれですし、
勝利に対する欲よりも、
打ち負かされるのではないかという恐怖のほうが、
ずっと大きいのです。
「負けない、倒されない、傷つけられない、生き残る」という方針が、
蟹座-山羊座ラインの価値観です。
なぜなら、両者は一つの世界と、それを取り囲む国境を持っているからです。
内側に抱えた「守るべきもの」が弱ければ弱いほど、
守ろうとする力は強くなります。
守る力が強ければ強いほど、
守られたいものたちが両腕の中に集まってきます。
弱いものはより大きく強い力に守られたいと感じ、
強いものはより強くなって、守りを固めようとします。
そうした仕組みにこの時期、
強い光が当たって、
守られるものも、守るものも、
「今どういう状態になっているか」ということに
気づかされるのではないかという気もします。
獅子座の金星と蠍座の木星のスクエア、
獅子座入りした水星と牡牛座天王星のスクエアも形成されます。
水星は獅子座に出るとちょっと気が楽になるというか、
小鳥の羽にしみこんだ雨水が乾くような状態になるので
このあたりのラインナップは明るく力強く、ぱっと華やかです。
フィクスト・サインに結ばれる二つのスクエアは、
陽気でさわやかな意思表示や、
現実に対抗する強力なユーモアや笑い、
真に創造的なアイデアなどを指し示しています。
水瓶座の火星が27日から逆行を始めますが、
この動きも「戦い方の転換」を感じさせます。
私たちは実際、実に様々な方法で闘うことができます。
「北風と太陽」や「ペンは剣よりも強し」など、
勝敗はさておいて、
どんな存在にも、おそらく
「闘う方法」は残されているのだろうという気がします。
今週はそんな感じです。