2019/3/4-3/10 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
「とうとうこの週がやってきた！」感がびりびりしております。
思えば去年から、
いや、2011年ごろから、自分の書く占い記事で
何度となく3月6日という日付に言及してきておりまして
常に未来にあったこの日がとうとう
「今日」になる
というのが、誠に感慨深いのです。個人的に。

2011年3月12日に牡羊座入りした天王星が、
今週3月6日、牡牛座に移動します。
天王星は約7年ほどの「時代」をつかさどる星で
その時代に人々が一番見つめているもの、
最も大きく変わる部分、
所謂集合的無意識と呼ばれるものの「表現型」みたいなものが
天王星の配置によって読み取れる、と考えられます。
それが星座から星座へ移動する日は
いわば「時代の節目」「新しい時代の扉を開くタイミング」です。
この3月6日で、過去7年ほどの時代が収束し、
新しい時代が始まる
ということが感じられるわけです。

星占い的な「時間の節目」はいろいろあります。
新月や満月はその代表で、
木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」も
とても目立つ節目と言えます。
そのほかに、この「星座から星座へと星が移動するタイミング」、
すなわち「イングレス」は、
時間のカラーがその日を境にぱっと切り替わるような、
とても鮮やかなイメージの節目となっています。
さらに、星が順行から逆行へ、逆行から順行へと向きを変える「留」。
これも、物事の流れが変わる転換点と言えます。
実は今週、こうした転換点がばばばばっと重なっているのです。

・3月6日に天王星が牡牛座入り
・同日、水星が魚座29度といういろんな意味ですごいとこで逆行開始
・3月7日、海王星とダンゴになって魚座新月
・3月8日、オウンサインの木星と土星がセミセクスタイル

盆と正月とクリスマスが一緒に来るような感じです（どんなだ）。
今週を境に、いろいろなことがドラマティックにスタートしたり、
あるいは、向きを変えたりするかもしれません。
ただ、「ものすごく新しいことがすっきりと始まる！」みたいな
さわやかな吹っ切れ感は
ほとんどありません（爆
水星逆行や魚座海王星と重なった新月などは
どちらかと言えば「過去」のイマジネーションをまとっていて、
サクサク先に行こうぜ感がぜんぜんないのです。
むしろ、できるだけめいっぱいまでぐずぐずしよう
締め切りを延ばせるだけ延ばしてもらおう（ダメ、絶対）
みたいな感じがあります。
あるいは、
先に進むのは進んでもいいけれど、
過去の物語をちゃんと終わらせてからでなければ進めない
というような感じもあります。
「はてしない物語」でアトレーユが引き受けたアレです（わかる人だけわかってください）。
いずれにせよ、
新しいことが始まるからこそ
過去を捨ててゆかない
というような、不思議な決意のようなものが感じ取れるのです。

天王星が歩を進める牡牛座自体、
あまり「吹っ切れる」感じのない世界です。
変化を苦手とし、物事をできるだけ保つ世界です。
また、ものは本質的には「なくなる」わけではない
みたいなことも、牡牛座の考え方の一つかな、と思います。
壊れたり、形を変えたりしても、
世界全体の中にはちゃんと「ある」。
そういうことは、
牡牛座という大地の星座のテーマです。
天王星が牡牛座入りすると、
すでに水瓶座入りしている金星と
ミューチュアル・リセプションの位置関係になります。
このへんもとてもおもしろいところです。
たとえば、電子書籍が出てきたとき、
「書籍とは何だろう」「紙の本ってどういう価値があるのだろう」
といった（ある意味切実な）疑問が生まれます。
形態が違うけれども同じような価値を持つものが生まれたとき、
その「価値」自体の意味を問うたり、
形態が持っている価値が再発見されたりするわけですが
このリセプションは、
ちょうどそんな「問い」を感じさせる形だなあと思います。

なににせよ、今週はハデなんですが
そのハデさが、吹っ切れたハデさではなく、
どこかミステリアスというか、
グラデーション的というか、
弱いものも痛みも悲しみも全部連れて行こうとする勇気を感じるような、
そんな動きが感じられて、
とても面白いのです。

今週はそんな感じです。

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2019/3/4-3/10 魚座の空模様

あなたのなかにある様々な扉や引き出しが、
不思議なほど、どんどん開かれていきます。
自分でも、いろんな扉を開けてみたくなるのかもしれませんし、
新しくも懐かしいコミュニケーションの渦の中で、
親しい人たちがあなたの引き出しを
どんどん開けてくれるのかもしれません。

今週は、星座を問わず大きなターニングポイントが巡ってきやすい時期なのですが
中でも魚座の人々にとっては特に、
ビビッドな、特別な時間となるように見えます。
始まりと終わりが渾然一体となってあなたの中に渦巻き、
それが大きなメロディーになって周囲の人の耳に響き、
みんながあなたに注目することになるのです。
新しい対話が生まれ、懐かしい声が聞こえてきて、
今までわかっているつもりで解っていなかったことが
心の中心に直接、流れ込んできます。

重要な人生のスタートを切る人もいるでしょう。
誰もが目を向けないのであなた一人、見つめ続けてきた世界の真実を
ここで、言葉にしてみようと思う人もいるかもしれません。
声にならなかった思いが声になり、
禁じられていた歌をまた、歌えるようになります。
かつてあなたが流した涙が、
今は宝石のようなきらめきを放ちながら、
周囲の人々の心を動かします。

あなたは生来、愛の人ですが、
一般に「愛」という言葉からイメージされるようなものとは
あなたの愛は、全く違っています。
その「違い」を今週以降、
語りはじめるあなたがいるのではないかと思います。

魚座

2019/3/4-3/10 水瓶座の空模様

あなたの「居場所」はどこでしょうか。
「居場所」がたくさんある人もいれば、
たったひとつの「居場所」を心の支えにしている人もいます。
また、理想の「居場所」を探して長い間、
旅を続けるような生き方をしている人もいるかもしれません。
「居場所」が家屋だと感じる人もいれば、
家族だという人、愛する人だという人、
故郷だという人等々、さまざまです。
生まれ育った国から遠く離れたところに、
自分にぴったりの居場所を見つける人もいます。

今週、あなたと「居場所」の関係が
大きく変わり始めるかもしれません。
今あなたがいる場所から、
たくさんの明るく美しい力が
あなたの中に流れ込んできます。
一方で、あなた自身もまた、
自分のエネルギーを「居場所」に注ぎ込むのかもしれません。
今の「居場所」とのあらゆるやりとりのなかで
あなたは、ひとつの世界を生み出すことを志すことになります。
ここから七年ほどの時間をかけた、
「自分の世界」のヴィジョンが今、
生まれつつあるのです。

たとえば、ミュージシャンや画家、作家などを評するとき
「世界観」という言葉がよく用いられます。
ここからあなたが新しく作りはじめるのは
もしかしたら、そうした「世界観」なのかもしれません。
大事なのは、その「世界観」の中に
まずは、他ならぬあなた自身が住むことになるということです。
それも「居場所」の物語の一つです。

水瓶座

2019/3/4-3/10 山羊座の空模様

趣味に没頭するようになったり、
誰かの大ファンになったりすることについて
「ハマる」という言い方が、
とても一般的に使われています。
中には「沼にはまる」という表現もあって、
面白いなあと思います。
抜け出したくても、もうその魅力の虜になっていて、
抜け出せないのです。

何らか分野で「沼にはまる」ようにずぶずぶとのめり込むのは、
軽い気持ちでするするっと入り込み、
いつの間にか抜け出せなくなっていた、
というようなパターンが多いだろうと思います。
その一方で、
「これ以上進むと絶対にハマることがわかっているが、
どうしようか……」と
理性による選択ができる場合もあります。

今、あなたは何らかの形で
ある「沼」にはまろうとしているのかもしれません。
それは本当に楽しい事ですし、夢中になれますし、
生きている！という喜びを身体の奥から味わえるような
素晴らしい体験になるだろうと思います。
それでも、何かを好きになるということは
ちょっと怖いことでもあるのです。
それこそ、「沼」に足を踏み入れるような、
自分の一部や命の欠片をそれにあずけてしまうような、
危険を超えていく怖ろしさを感じるところが
微かにでも、あるものだろうと思います。

そこを超えていくかどうか、
今週のあなたは、少しだけ迷うのかもしれません。
でも結局は、その愛の物語へと
静かに歩を進めることになるのだろうな、と思います。

山羊座

2019/3/4-3/10 射手座の空模様

幼い頃は、ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたり、
大人に抱きしめてもらったりと
「密着」する機会が様々にあります。
大人になると徐々に、人やものとの距離が大きくなり、
滅多なことでは、なにかと「密着」したりしません。
もちろん、自分自身が子どもを育てることになれば
また「密着」が発生します。
でも、それもまた、
子どもが大きくなってしまえば、徐々になくなっていきます。

でも、今週、あなたは
「密着」の感覚を思い出すことになるかもしれません。
なにかと、あるいは誰かと、
ぎゅっと距離をゼロにして、
心もひとつになってしまう、
というようなことが可能になるかもしれません。
格好付けて距離を置いていた相手に
本当の気持ちを打ち明けることができるのかもしれません。
さわやかに立ち去ろうと思っていたところで
「もうちょっと一緒にいたいんですが、いいですか」と
声をかけることができるのかもしれません。

私たちは、死ぬときには冷たくなります。
生きている時は、いつもあたたかいのです。
その熱は、いろいろなことに使えます。
特に、人の心を温めるのに有効なのですが、
自分で自分を温めることは、
なかなか、難しいのです。
人のために自分の熱を使った時、
誰かが自分のために、熱を使ってくれます。
そんな「熱のやりとり」は、
接触し、密着しなければ実現しません。
今週以降、そういう意味での「密着」が
あなたの世界で、起こっていくんじゃないかと思います。

射手座

2019/3/4-3/10 蠍座の空模様

「自分が変われば、相手も変わる」
とは、人間関係に悩む人が
よく受け取るアドバイスです。
であれば、逆もまたしかりで
「相手が変わったので、
自分も変わることにする」
というケースもあるはずです。

このところ、
あなたは誰かとの関係の中で、
一方の変化が他方の変化を引き起こす
というようなプロセスを経験しつつあるのではないかと思います。
そのプロセスに今週、もう一つ大きな要素が加わります。
それは主に、愛や感情、思いといったものの力です。
たとえば、
「自分が笑顔になれば相手も笑顔になる」
といった、ある意味テクニカルな「変化」がある一方で、
心の中にあるものがどのように変化し、流れだし、
受け入れられるか、といった、
正解のない世界での、コントロール不能な「変化」というものがあります。
今週あなたと「その人」のやりとりの中に、
そうした、熱く優しい奔流が「合流する」感じがあるのです。

たとえば、親や兄弟姉妹、幼なじみや恩師のような、
人生において「予めそこにあった人間関係」では、
自分が成長していくプロセスの中で
「この人は、こういう人間なんだ！」
と、驚きを持って二度見するような場面があるものです。
今までは「お母さん」「お父さん」としか見えていなかった相手が
一人の個人として、名前のある人間として見える瞬間が巡ってきます。
今週以降起こるのは、たとえばそんなことかもしれません。
同時に、あなた自身も
「その人」の目に、ユニークな一人の人間として
際立った姿で映り込みつつあるのだろうと思います。

蠍座

2019/3/4-3/10 天秤座の空模様

なにかと「考えすぎてしまう」ことが多いあなたですが、
今週は「正直になる・素直になる」技術を
新しく獲得できそうです。
たとえば、ある扉を開こうとしていて
その扉を開く呪文が
「本当の気持ちを言うこと」
であるようなのです。
いつもならば、本心かどうかなど考えることなく
「その場で求められていること・必要とされていること」を
即座に推理してすっと提示してしまうような場面でも、
今週のあなたには、
そもそもそれが求められていないようなのです。

優しさとは、相手のニーズに応えることであり、
相手のためを思ってすることである、
というのは、確かに正しいのです。
でも、人生の中では
「相手のことを思うからこそ、
敢えて自分自身の思いを述べる」
ということが必要な場面もあります。
あなたの実経験の中に、
あなたのリアルな感情の中に、
今週「その扉を開ける呪文」がみつかります。

天秤座

2019/3/4-3/10 乙女座の空模様

初めてクラスメートに話しかけるときや、
初めて校長室の扉を開こうとするとき、
あるいは、初めて一人で旅に出るときなど、
とてもドキドキするものです。
もちろん、全然緊張しない！という人もいるかもしれませんが
そういう人であっても、
人生の中で何度かは、
ある扉を開くかどうか、その扉の前で迷う
ということがあるのではないかと思います。

このところ、そういう状態にあった人も少なくないでしょう。
あるいは今週、その状況に立ち至るのかもしれません。
いずれにせよ、今週、
あなたはその扉を開くことになるでしょう。
そして、その向こうに待っているのは、
意外な事に、
ある意味で「自分のかけら」のような存在であるようです。

非常に懐かしい人がいるのかもしれません。
そこで出るのが、
あなたがかつて深く考えたテーマについての話なのかもしれません。
旅先で、自分の分身のような人に出会えるのかもしれません。
どんなことが起こるかは解らないのですが
そこで起こることの本質に、
「自分自身との再会」
というメタテーマが含まれているようなのです。

あなたが普段やりなれていることが
まるで初めての世界で、大いに役に立つでしょう。
あなたのやり方やいつもの価値観に、
初めてであった誰かが、驚きながら共感してくれるかもしれません。
この時期出会える相手は、
懐かしくも新しい味方なのです。

乙女座

2019/3/4-3/10 獅子座の空模様

このところ何らかの形で勝負し、挑戦している人が多いはずですが
その「勝負・挑戦」に、
今週から、新しい要素が加わります。
まず、その「勝負・挑戦」が、
より本格的なものにかわります。
たとえば、これまでは底上げした、
足の立つ状態で泳いでいたのが、
今度は足の立たない本格的な競技用のプール場所で泳ぐことになる
といったような変化が起こりそうなのです。
そしてもう一つ、重要な変化があります。
それは、「共に戦うパートナーが登場する」ということです。
この「本格化」と「パートナー登場」は、
ほとんど同時に起こる気配があります。

大きな挑戦が始まり、頼れる相棒に恵まれる、
とてもおもしろい週です。
今週は星座を問わず、
かなり大きなターニングポイントが巡ってきやすいタイミングなのですが
獅子座の人々にとっては、
「社会的立場・キャリアの転機に入る」
という転換点と言えます。
より自由に、より自分に合った活動をしたい
という思いが、
今週を境に、変転を経ながらも一気に現実化していくようです。

獅子座

2019/3/4-3/10 蟹座の空模様

不意に、懐かしい世界から、
お呼びがかかるかもしれません。
「久しぶりに帰っておいでよ！」
という声が聞こえてくるかもしれません。
その声は確かに懐かしいのですが
まるで新しいもののように感じられる部分も
たくさん含まれているだろうと思います。
聞き覚えのある、聞いたことのない声
を頼りに、
あなたは面白い迷路に足を踏み入れることになりそうです。

「迷路」というと、
怖くて嫌なことがあるのかな？
と想像する人もいるかもしれません。
でも、ここから始まる「迷路」は、
決して怖いものでも、嫌なものでもありません。
むしろ、あなたにとっては
複雑であれば複雑であるほど嬉しい
というくらいのものなのではないかと思います。
というのも、
この迷路ではあちこちで、
仲間や友だち、大切な人に会えるからです。
みんなも迷路をぐるぐる回っていて、
その辻辻で謎を共有しながら、
道をともに進めるようになります。

ひとまず、この迷路を巡り終えるのは3月末ごろになりそうですが
迷路に入った時は一人だったのに
迷路を出る時、あなたは何人かの仲間と一緒にいるでしょう。
そして、その仲間はさらにこの先、
過去に経験したことのないようなスケールの大きさで、
増えてゆくことになっています。

蟹座

2019/3/4-3/10 双子座の空模様

ある種のゲームや小説、ドラマなどで
何らかの事情で失われた記録や過去の歴史を
「とりもどす」
ことがテーマとなっているものがあります。
思い出すこと、過去を明らかにすること、
「ここまで」の道のりを知り、
中途半端になっていることがあれば、
ちゃんと決着をつけること。
「そうしなければ前に進めない！」
という思いを抱く主人公と仲間たちが、
物語を展開させていきます。

もちろん、今週のあなたが記憶喪失になるとか
そういうことが言いたいわけではありません。
ただ、今週あなたの世界で
おそらく、大切なミッションがスタートするのですが、
そのミッションには、何らかの形で
「過去を遡る」
ことが含まれている感じがあるのです。
振り返ること、見直すこと、
もう一度やってみること。
たとえば誰かと打合せをしても、
思い出話に終始する、といったこともあるかもしれません。
それは一見無駄なことのように思えるかもしれませんが、
実は、今、なによりも必要なことなのです。

「これがなければ、前に進めない」
と思えるような何かを、
過去の物語の中から取り出せます。
それは、あなた自身の情熱や、自由や、
もっと大きな何らかの思いなのかもしれません。

双子座

2019/3/4-3/10 牡牛座の空模様

今、あなたが夢見ていることはなんでしょうか。
希望はどんなもので、
目標はどんなことでしょうか。
あなたが心の中で見上げ続け、見つめ続け、
憧れ続けている星のようなものがあるなら、
それが、あなたの世界に今週以降、
勢いよくなだれ込んでくるようです。

今週は牡牛座の人々にとって、
特別な「幕開け」のタイミングです。
たとえば、古い夢が復活したり、
懐かしい人が訪ねて来てくれたりしたなら
それこそが、幕が上がる合図です。

今週、あなたの胸の中にある思いを
どこかに記録しておくと
あとで役に立つかもしれません。
あるいは、特に用事がなくても会いたい相手がいれば
連絡を取ってみるのもいいかもしれません。
今週という時間を、
心のどこかに刻んでおくことで、
あとあと、自分がどこに向かっているか
確認しやすくなるはずです。

ここから、
約7年ほどの「自己改革」のドラマが展開していくことになりますが、
それは、自分を戒めたり、過去の自分を否定したりすることではありません。
そうではなく
自分には決して無理だと感じていたことが
ふと、ごく自然に、できるようになる
といったことが起こるのです。
「これまで」は「これから」の材料であり、味方です。
そしてさらに、
「これまで」は決して「これから」のあなたを縛りません。
過去の成功体験や失敗のトラウマ、
複雑なしがらみや厄介な人間関係など
「過去」はしばしば、前進を妨害する条件となることがありますが、
ここから先のあなたは、
そうしたことから完全に自由に歩を進められます。
今週、あなたを取り巻く景色はよく晴れていて、
これから進む道のかなり先の方まで、
見渡せるんじゃないかと思うのです。

牡牛座

2019/3/4-3/10 牡羊座の空模様

クルミは堅い殻に覆われていて
食べるには、その殻を何とかして
壊さなければなりません。
大切に秘蔵していたワインは、
一度栓をあけてしまったら
もう、早々と飲んでしまうしかありません。
私たちのまわりには、そんなふうに
ある種の「破壊」のような手順を経て
初めて生まれる価値が、たくさんあります。
今週、あなたはそういう意味で
くるみを割るような作業をすることになるかもしれません。
あるいは、
ここからしばらく時間をかけて、
大きな大きなクルミの実と格闘し、
中からすばらしく美味しい、立派な可食部を
取り出すことができるのかもしれません。

一方、今週はそれとはまるで違ったこともあります。
というのも、
クルミの殻が固くて食べにくいのは、
クルミが必死に子孫を守ろうとしているためです。
つまり、
人間が食べるように作られているわけではないので、
殻がかたいのです。
私たちが住む世界はそんなふうに、
私たちのためを思って創られているわけではないもので溢れていて
私たちは、それらと格闘しながら生きているのです。
でも、私たちは時々
「これは本当に自分のために作られたものだ！」
と思えるようなものを手に入れます。
たとえば、自分用に作った眼鏡などはその典型です。
さらに、人からの愛情や、名前を呼ばれてかけられるやさしさ、
誰かの目線や笑顔などが「自分のためのものだ」と思える時、
私たちは深い感動に包まれます。
私たちは、そんな「自分のためのもの」に
守られ、救われ、癒されながら生きている部分もあるのだと思います。
今週、そんな
「自分のためのもの」が、
どこからともなく、あなたの元に届くようです。

牡羊座