2018/4/23-4/29 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
私の住むあたりでは今日は30度くらいまで上がったらしく、
夏の到来を感じさせます。
夏を先取りするかのように
そろそろ、毎年恒例の下半期占いも脱稿しつつあります、
お楽しみに！
で
今週の空模様ですね。
今週は月が膨らんでいくフェーズで
勢いが感じられます。
3月末から牡牛座にいた金星が25日、
双子座に移動しますが、
本来なら、自宅から出て行くわけで
少し寂しい感じがするようなものなんですけれども
今は風の星座に星がないので、
風の星座に金星が入ってくれると
なんとなく「一息付ける」ような感じもします。
文字通り、風通しが良くなるとか、
新しい風を入れる、みたいなイメージがわくのです。
風は「関係・客観・相対・取引・コミュニケーション」といったテーマを扱う世界で、
異世界や異文化、異なった立場の間を横断したり、調整したり、
折衝や和解を可能にするような世界と言えます。
いくつかの中心が遍在し、
その中心にぐっと力が集まっていくと
濃い部分と薄い部分のコントラストが強くなって、
全体としてはより分断が進んでしまう
みたいな状況があるとすれば、
周縁から周縁へと飛び回って新しいネットワークを生み出せるような、
そんな力がふと、たちあらわれることになるかもしれません。
水星と土星のスクエア、
木星と火星のセクスタイル、
冥王星と火星のコンジャンクションなど、
星同士のアクセスも今週は賑やかです。
おもしろいのは、これらのラインナップは
何となく仲良し同士だったり、
似たもの同士だったり、
話がしやすい位置関係だったりする、という点です。
支配権を奪い合ったり、ストレートに勝負を挑んだり、
壁のようなものに風穴を開けたりする動きの中で、
「多少は話をしながらぶつかり合った方がよい」
という雰囲気が出てくるのかなという気がします。
とはいえ、
木星と火星のセクスタイルと冥王星と火星のコンジャンクションは
かなり爆発的というか、濃密で熱量が高く、
まるでキラウェア火山のようなイメージがわきます。
岩はとてもかたく、壊しがたいように見えますが、
ある条件のもとでは、ドロドロになって流れだし、
ぐにゃぐにゃに形を変えることになるわけです。
「絶対に変えられないように見えたことが、
ぐにゃぐにゃに溶かされて、変形していく」
という状況が、今、生まれつつあるのではないか
という感じもします。
土星と水星のスクエアはどこまでも鋭い、
矢のようなディベートを感じさせます。
論理は刃物であり、この配置ではあまり「包まれて」いないように思われます。
タテマエがタテマエとして機能しなくなったところで
新しい社会的価値観やルールが生まれつつある、
そんな場所に今、私たちは立っているのかもしれません。
今週はそんな感じです。
