こんにちは、石井ゆかりです。 今週は17日に山羊座で月食が起こります。 日本では西日本などで部分月食が見られます。 www.astroarts.co.jp 冥王星・土星の近くで起こる今回の月食は、 何か隠れていたものが出てくるような、 生命力が溢れ出してくるような、 岩盤を割って何か輝くものが羽化するような、 強烈な印象をはらんでいます。 食は「再生」を感じさせる現象なのですが、 今回は冥王星という「再生」の星と重なり合っていて、 その印象が面白い形に強調・凝縮されている感じ…

たとえば、恋人が笑顔しか見せてくれなかったら、なんとなく物足りなく感じるかもしれません。 「本当の感情を隠されている」「マトモに相手にしてもらえていない」と感じてしまう人もいるでしょう。 友だちや家族であっても、常に強くてしっかりしたところしか見えなかったなら、心の距離を感じて寂しくなるのではないかと思います。 人を「まるごと」相手にしたい、という望みはどこから生まれるのでしょうか。 部分的なつきあいで十分満足できる相手もある一方で、「もうちょっと踏み込んでみたい」という気持…

たとえば「泣く」ことはあまりいいこととは見なされませんが、「泣ける映画」を見てワンワン泣いてスッキリするのが好きな人は、たくさんいます。 お腹が空くのは辛いことですが、本当にお腹が空いたときに食べるものの美味しさは、たとえようもありません。 雨が降ったら傘をさして、できるだけ濡れないように気をつけるわけですが、海水浴にでかけたら、むしろ積極的に「濡れにいく」ことになります。 そんなふうに、普段の生活の中では一般に「望ましくない」と思われていることでも、場を変え、見方を変え、使…

今週、あなたの星座で月食が起こります。 なにか素敵なターニングポイントが訪れそうな、「特別な星の時間」です。 月食は「特別な満月」で、ものごとが一つの到達点に達する節目です。 文字通り「ときがみちて」なにかが起こるのです。 これまでずっと懐胎してきたものが産みおとされるような、神秘的なタイミングです。 今回は特に、長いことあなたが温めながら育ててきたものが、意外な形で「孵化」するような気配があります。 過去10年ほどにわたって、あなたが密かに燃やしてきた野心が、表に現れるよう…

ふるぼけたガラクタが、プロに鑑定してもらったところ「お宝」に変わる、という企画は、テレビでおなじみです。 「猫に小判」「豚に真珠」「宝の持ち腐れ」など、「持ち主にその価値がイマイチわかっていない」という現象は昔からよくあったのだろうと思います。 物質的な「モノ」だけでなく、才能や実力、経験などにもこのことは、結構当てはまるのかもしれません。 謙虚さや冷静さは、単なる臆病や自己否定と混同されがちです。 素晴らしい力を持っているのに、自分で自分をバカにしてしまい、その力を「死蔵」…

あなたにしか語れない、力強い言葉が、あなたの口をついて出てきます。 その言葉によって、あなたの周囲にいる人は、強い影響を受けることになるでしょう。 場合によってはその一言で、物事の流れが変わり、人の動き方が変わり、あなた自身の立ち位置も変わるかもしれません。 でも、これは決して、場当たり的なことではないはずです。 あなたがずっと学び、考え、経験し続けて来たことが、地中で成長する結晶のようにかたまった結果、そのメッセージが、その自己主張が、そのコミュニケーションが生まれたのです…

「一見関係のなさそうなことが、実は地下茎でつながっている」。 生活の中でよく起こる現象です。 プライベートな心配事が片付いたら、仕事も上手く行くようになったとか、大仕事が片付いたら、悩みの種だったニキビが消えたとか、私たちの心は実に不思議な具合にできています。 今週、たとえばそんなことが起こるかもしれません。 目に見えている問題から遠く離れたところにある「原因」が片付いて、状況が一変するのです。 私たちは日々、物事に優先順位を付けて活動しています。 なにを先にやって何を後回し…

小学生の頃、国語の教科書で『おじさんの傘』というお話を読みました。 お気に入りの傘をとても大事にしているおじさんは、雨が降っても傘をささないのです。 大事な傘が濡れるのがいやなのです。 愛するもの、大切なものを、本当の意味で「大切にする」ことは、なかなか難しいことなのかもしれません。 「かわいい子には旅をさせよ」のように、危険を排除しては当人のためにならない、という考え方は昔からちゃんとあります。 ですがこの言葉が諺になるのは、「現実にはそうはいかない」からです。 私たちは「…

たとえば普段とは違ったタイミングで休みを取ると、普段とは違ったテレビ番組を目にしたり、ラジオを聞いたりして、「こんな世界があったのか！」と驚かされるようなことがあります。 今週もしかすると、そんな現象が起こるかもしれません。 普段のルーティンを支障なく、普段通りに進めていたのでは決して見えないものが、今週見えてくるのです。この時期、とてもひたむきに頑張っているはずの獅子座の人々ですが、今週は特別に、不思議な寄り道ができる気配があります。 この「寄り道」の途中で、あなたは新しい…

だれかとの関係が、ドラマティックな変化を遂げるかもしれません。 たとえばスイカやザクロ、ドラゴンフルーツなどのように、外から見た姿と中を開けて見た様子が全く違っている！ という果物はけっこうあります。 それにも似て、これまでの関わりの中では見えてこなかった「本当の心のつながり」がそこに、姿を現すようなのです。これは「相手が本性を現す」「隠していた自分の本音がダダ漏れになる」といったことではありません。 というのも「本性を現す」「本音が出る」は、片方だけに起こる現象です。 もと…

古いおとぎ話では、しばしば「価値を見抜く」「真贋を見定める」試験が行われます。 たとえば「金の斧と銀の斧」のお話や、『舌切り雀』の「小さい葛篭と大きな葛篭」のお話、『竹取物語』の宝物をとってくる試練など、すべて「本物かどうか」を見抜く、というテーマを含んでいます。 中には『浦島太郎』の、「決してあけてはいけない葛篭」といったトリッキーなものもあります。 「贈り物」には、贈り主の様々な意図や思いが含まれていて、それ自体が両者の関係性の象徴、といったところもあります。 私たちは電…

もし本当に、心から知りたいことがあるなら、今週その扉を叩けば、答えを教えてもらえるかもしれません。 それが遙か上の立場の人であっても、高嶺の花であっても、あなたの真剣な問いに、相手は耳を傾けてくれるはずです。 ごく真剣な問いは、それ自体がすでに答えを含んでいることもあります。 もしかしたら今週、だれかがそのことをあなたに教えてくれるのかもしれません。 今週、どこか遠い場所に出かけてゆく人もいるでしょう。 目的地に到着したとき、「そこが最終的なゴールではない」ということがわかり…

たとえば憧れのスターを見上げているとき、そのスターの目に周りの景色がどう映っているかは、決してわかりません。 同じ場所にいて、同じ景色に取り巻かれているのに、立場が違うだけで、お互いに何を見ているのか、わからないのです。 今週、あなたはずっと目指していた場所にたどり着くかもしれません。 ずっと願っていたことが叶ったり、見つめ続けた山頂に到達したりするタイミングです。 そこでは、憧れる側から憧れられる側にくるりと転換するような変化が起こります。 今まで見上げていたものに「なった…