「謎を解くことを引き受ける」ような週です。
探偵小説などでよくある場面です。
依頼人が相談を持ちこんだり、
自分自身が何らかの事件に巻き込まれたりしたとき、
探偵はすぐに調査を開始するわけではありません。
まずは、その案件を引き受けるかどうかを決めます。
謎解き役を自ら担うかどうか、判断するのです。
場合によっては「引き受けない」と応えることもあります。
シャーロック・ホームズにもそういうシーンがあります。
その謎解きを引き受けるかどうかの判断基準は
自分自身が「面白いと思えるかどうか」だったり、
相談者に共感できるかどうかだったり、
あるいは、
探偵が手元不如意で、どうしても報酬が欲しかったり、
というようなこともあるかもしれません。
今週のあなたに関して言えば、
おそらく、その謎が、他ならぬあなた自身と
深く関わっているから、であるようにも見えます。
「ちょっと自分で考えてみたい」
「他の人には解らなくても、
自分には解るかもしれない」
と思えるようなテーマに、今週、出会えるかもしれません。
あるいは、誰かとの愛の関係の中で、
お互いの心の階段を、
手を携えてなかよく深く下っていくような、
特別な愛のドラマが始まるのかもしれません。
表面的なつきあいやどこかから借りてきた言葉では
決して生まれようのない心の結び付きが
そうした「深く心に降りていく」動きの中で
編まれ、織り上げられていくのではないかと思います。

- 作者: 石井ゆかり
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/09/13
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (15件) を見る