石井ゆかり@筋トレの週報です。
『星読み』もよろしく!

2018/10/1-10/7 牡牛座の空模様

昔の西洋の世界地図には、背景にしばしば、
四季の星座や風物詩が描かれていました。
現代社会では「時間」と「空間」はクッキリと分けて認識されていますが、
かつては、
空という空間、世界、天上の神々、星、
そして繰り返されていく四季のサイクルは
全体として切り分けられないものだったのではないかと思います。
星占いというもの自体が、
まさにその思想のもとに、今も命脈を繋いでいます。
とすれば、現代を生きる私たちの心の中でも
時間と空間は、実際は、
分かちがたく融け合っているのかもしれません。


たとえば、ある場所に立つと気持ちが変化することがあります。
恐怖を感じながら夜を過ごし、
夜が明けて救われたような気持ちになる、
ということがあります。
また、時間という器に人間の心を投げ込んで
しばらく置いておくと、
人間関係そのものが変化する、
といったことも起こります。
私たちは時間や場所を、おなじように、
自分自身を受け止めてくれる「容器」
のように用いているところがあるのではないかと思います。


今週、そういう意味で2つの容器のナカミに
変化が生じるかもしれません。
一方は、春頃からよくわからなくなっていた方向性が
ここにきて、ちゃんと分かるようになる、という変化です。
たとえば、
旅をしたいなと思いつつ、目的地の決定を保留してきたなら
その保留状態を解除し、
具体的に、目的地を決めるプロセスに入れるのかもしれません。
何か勉強したいなと思いつつ、
何をするか決めかねていたとか、
だれかに会って相談したいなと思いつつ、
誰に相談するか迷っていたとか、
そういうことがあるならば、
今週、そのあたりを「決める」方向で動き出せそうです。
もう一方は、
だれかへの自分の思いを、
時間の器にほうりこむ、というプロセスです。
こちらはむしろ「決めない」状態を少し作ってやり、
心がどの辺りに着地するかを見極める、
というような方向性です。
といっても、この「時間の器」は、それほど大きなものではなく
短ければ11月半ば頃まで、
長くても1月頭くらいまでのことです。
自分自身の心をいくら見つめても何も見えないのは、
その表面が波立っているからなのかもしれません。
波が収まって、静かに凪げば、
水底までクリアに見通せるようになることもあるのだと思います。