石井ゆかり@筋トレの週報です。
『星読み』もよろしく!

2018/7/23-7/29 双子座の空模様

孫悟空とお釈迦様のエピソードは
不思議と、人の心に響きます。
悟空がどんなに遠くまで飛んでいったつもりでも
結局はお釈迦様の手の中にいた
という、遠近感が狂うような奇妙なおはなしに
なぜこれほどのリアリティがあるのか、と思います。


どこまでも遠く来たつもりなのに、
実は同じ場所をずっと回っているだけだった
という徒労感は、人を深く傷つけます。
でも、私たちは遠く離れた場所で初めて
自分の「原点」に出会うことがあります。
遠く遠く来て、そこで
「そうか、自分が行くべき場所は『どこか遠いところ』ではなかった」
と理解することがあります。
深遠な学問の果てに自分自身を見つける人がいます。
勲章やメダルを手にしたお祝いの席で
遠く幼い頃の思い出を語り出す人がいます。


この時期、あなたは
「遠く旅してたどりついた場所で、
初めて自分自身に出会う」
ような体験ができるかもしれません。
そこで得られるのは、堂々巡りの徒労感ではなく
平面を走りつづけて、ふと見上げたところに見つける、
「実は、飛翔できる空」についての驚きなのかもしれません。