2017/6/19-6/25 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
すでに火星が蟹座に入って久しい（？）わけですが
今週は21日に、太陽と水星が相次いで蟹座入りします。
そしてさらに24日、月も蟹座入りし、
ごちゃごちゃっと4星入り乱れた（？）ような感じで
蟹座の新月となります。
月は蟹座の支配星で、蟹座に入るとけっこう強い状態に置かれるわけですが
水星・火星は蟹座では少々荒ぶる感じというか
コントロールがしにくい感じになっています。
感情の世界である蟹座では、
思考や情熱がストレートに作用しにくい
ということなのかもしれません。
ですが現実の世界では、
心ある知恵
心ある勇気
は、とても大事です。
心のこもらない知恵や勇気は
どちらかといえば狡猾とか暴力とか
そっちのほうに走っていく、というイメージもあります。
とはいえ、
感情が激してうっかり人を傷つけるような言葉を発したり、手が出てしまったりする
というのは
古今東西、誰もが経験していることと言えるでしょう。
心と頭、心とエネルギー、
そのつなげ方は、大変難しいものだと思います。
でも、その難しいことに今週、
「あえて新しいやり方でのぞむ」
という人も
もしかしたら、多いのかもしれません。

蟹座は「守る」星座です。
ゆえに「何を守るか」が大変重要になります。
「守る」ことは、ほかのすべてのことと同じく
悪にも善にもなります。
映画やドラマなどで、
大切な人を守るために戦争に出かけていくことは善美や愛として語られますが
戦争自体は「悪」とみなされる作品も多々あります。
大切な人を守るために外部と戦うことはよいことでも
「モンスタークレーマー」のような存在もあります。
どちらの側に立ってみるかで、
その「守る」行為が善か悪かが反転してしまうことだって珍しくありません。
なにを、なんのために守るのか。
私たちは誰もが心の中に弱さを抱えていて
何かを「守ろう」と意識したとき
その弱さも一緒に守ろうとしてしまうところがあるのかもしれません。
でも、「一緒に守ろうとしてしまう、本当の弱さ」を自覚することは
たぶん、ものすごく難しいことなんだろうと思います。

蟹座の新月の日、冥王星と金星がトラインを組みます。
これはとてもどっしりしたイメージの形です。
己が何を欲しているかちゃんとわかっている形、
そして、それが頭ではなく
私たちのだれもが持っているのにその正体はまだほとんど分かっていないような
「生き物としての命」から発しているということを見据えている形
という気がします。

今週はそんな感じです。

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