こんにちは、石井ゆかりです。
今週は蠍座の金星が山羊座の土星・冥王星とバリバリセクスタイルを組んでいきます。
ここに「バリバリ」感があるのは、
冥王星が蠍座の支配星であり、土星は山羊座の支配星だからです。
金星の居場所のルーラー、そもそも自宅で強い土星、というふうに、
パワフルな力の流れが感じられる配置なのです。
縁ある人や場所と関わる時は、特に濃厚な時間が流れるものだと思うのですが、
そういうイメージです。
24日に太陽が天秤座から蠍座へと移動します。
これは、ちょっと「自由になる」ような動きです。
太陽は天秤座ではフォール、ちょっと調子が出ないとされているのです。
蠍座に抜けると、「らしさをわずかに取り戻す」という感じになるわけです。
太陽は意思の星であり、行動の星であり、オピニオンの星、リーダーシップの星です。
この星がややこしいしがらみから解放されると、
迷いが消えたり、腹が決まったりする感じがあるかもしれません。
蠍座にはすでに金星・水星が位置していて、太陽が入ると3星集合になります。
プチ蠍座祭りです。
蠍座的なテーマが、少しむき出しすぎる感じで目立ってくるかもしれません。
経済活動に関すること、ジェンダーに関すること、支配関係に関すること、
自他の関係性の中での所有に関すること、などについて、
賑やかに盛り上がる場面があるのではないかと思います。
また、蠍座のテーマとして「継承」があります。
今、蠍座の星々と密なやりとりがあるのは、山羊座の2星、天秤座の火星(蠍座の支配星)ですが、
山羊座は伝統、天秤座は関係性の世界で、どちらも間接的に「継承」に関係がある世界と言えます。
人から人へ、世代から世代へ、ものごとの命を引き継いでいくこと。
託すこと、託されること。引き受けること、ゆだねること。
そうしたテーマが今週、かなり強調されるのではないかという気もします。
月も欠けていくフェーズにあり、長期的な視野に立つ時間帯ですが、
一人の人間の人生の長さを超えて、紡がれていく物語のことを、
その物語をつなぐ力やアイテムのことを、
多くの人が考えることになるのかもしれません。
今週はそんな感じです。