石井ゆかり@筋トレの週報です。
『星読み』もよろしく!

2019/1/28-2/3 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
京都もちょっと雪が降りまして、
何か普段とは違った、
清らかな雰囲気が漂っています。



今週の空模様ですね。
水星と太陽が先週、水瓶座に移動して、
風の星座に動きが出てきています。
それ以前は火と地にがつっと集中していたので、
その濃密でゆるがない空気に圧倒される思いだった人も
もしかしたら多いのかなあと思うのですが、
そうした、ある種直線的な雰囲気がふわっとゆるみ、
第3、第4の道という選択肢が出てくるのではないかと思います。


1月7日に射手座入りした金星は、2月4日に山羊座に抜けるので、
今週が射手座金星の最終週となるわけですが、
そこで天王星とトラインしていきます。
天王星は「自由と改革の星」「革命の星」などと言われますが
「理によって分解する」
という動きのイメージがあります。
機械を分解する、みたいな感じです。
理論の「理」は「ことわり」と読みます。
ものごとをひとつひとつ割って、わけて考える、ということだと思います。
くっついた全体の状態では解らないものが、
分解して1つ1つ見て行くと解る、
ということです。
でも、世の中には「分ける・割る」ことのできないものもあります。
「リクツじゃねーんだよ!」的なアレです。
事件は会議室ではなく現場で起こっている!みたいなアレです。
金星はどちらかと言えば、
「分解する」ことのできないものを管轄しています。
愛や、美や、心地よさや、ゆたかさなどは、
部分に分解した瞬間にそれ自体失われ、死んでしまうようなところがあります。
人間を生きたまま解剖することができないのと同じで
分けられるものと分けられないもの、
分けてもいいけど分けたらそもそもの意味も価値もなくなってしまうもの、
というのがあるんだろうと思います。
分けられない金星と、分ける天王星。
エロスと、ロゴス。
両者がたとえ調和的な角度であれ、
お互いに見つめ合うとき、
そこでは「そもそもの前提が違っている」ということに気づいていないと
話がどこまでも噛み合わないことになるんだろう、と思います。


一方、この形は「強烈な魅力」をも示唆します。
相手が何をしようとしているか解らない時
私たちは何とかして、自分の知っている世界の中で
当てはまりそうな「枠組み」「テンプレート」を探し出し、
そこに「わけのわからないこと」をむりやり押し込みます。
理屈を言っているワケでは無い相手が理屈をこねていると仮定し、
感情について語っているワケでは無い相手が本音を吐露していると誤解し、
そこで、行き違いが生じます。
誤解は、幻想の仲間であり、幻想は魅力の源泉です。
ですからその魅力は、対象自体にくっついているのではなく
見ている側の頭の中にあります。
金星と天王星の組み合わせに、
「突発的な恋」とか「流行」みたいな解釈があるのは、
そういうことなのかもしれない、と思います。
人間はわかりやすさを求めると同時に
そこにあるわかりにくさに強力に惹きつけられます。
「わからない」というある種の空洞に、
自分の中に渦巻く渇きのようなものを流し込んで
そこでもう一人の自分を対象化できる
といったことなのかもしれません。
しばしば、多くの人がそれが流行していることにびっくりするようなものが
大流行することがあります。
流行の歴史を振り返ると
「何故そんなものがそんなに大人気になったのだろう?」
と不思議になるのですが、
その「流行熱」の、熱に浮かされたような感じについて
まるで知らない、という人も少ないでしょう。
射手座金星-牡羊座天王星の組み合わせは、
そうした「熱」を連想させます。
憧れと愛が「未知なるもの」に注ぎ込まれていく、といったイメージです。


今週はそんな感じです。


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