2018/7/23-7/29 蠍座の空模様

私たちは「空気を読む」あまり、
自分の本心を見失うことがあります。
このくらいなら、ガマンできるな
という小さな沈黙を積み重ねて
いつか、もう押しとどめられないような大きな流れの中で
呆然と「自分の限界」に気づく、
といったことも、珍しくありません。
「これはきっと、自分がおかしいのだろう」
「この人の言う通りにしていれば、間違いがないだろう」
といった思いで、人の意向に身を委ねているうちに、
いつか、戻りたくても戻れないような場所まで来てしまう
といった状況は、できるだけ避けたいものですが
そうした事態に至ってしまうことも、あるものです。

ですがそもそも
「もう戻れない」「もう否とは言えない」
という、その認識が、間違っている場合も多々、あります。
「もう後戻りできない」
というセリフが、たくさんのドラマに描かれますが
それを見ている私たちは、胸の中で
「いや、まだ間に合う」と感じます。

この時期、あなたは何らかの意味で
「自分の心の真実にたちかえる」ことができるのではないかと思います。
何となく異論をはさまずにきたこととか、
少しガマンして進めてきたことなどを
「ちょっと待って」
と、引きとめることができるのではないかと思います。
あるいは周囲の人があなたに対して、
「本当にこれでいい？」
と、聞いてくれるのかもしれません。
その問いかけによって初めて、
「ああ、自分はこれで満足できないかもしれない」
と気づかされるのかもしれません。
そしてそこで、
「自分の満足」を追求する道に、立ち戻れるだろうと思います。
その道は、立ち止まったときに初めてたちあらわれる、
新しく、美しい道だろうと思います。