石井ゆかり@筋トレの週報です。
『星読み』もよろしく!

2018/5/21-5/27 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は星と星がたくさん角度を作る、
という印象があります。
木星と海王星のトライン、
水星と冥王星のトライン、
太陽と火星のトライン、
金星と土星のオポジションなど
メジャー・アスペクトと呼ばれる強い形がバリバリ組まれます。
アスペクトは言わば、2人がタッグを組むようなことで、
単独でうごくより、複雑で個性的な味が出る、とか
イベントが転がっていく、展開して行く、とか
そういうイメージがあります。
あるいは、そこですでに進行しているストーリーの中で
印象的なシーンがぽんと起ち上がってくる
という感じもします。
展開の「山場」みたいなものが来るわけです。


中でも特に目立つのが、木星と海王星のトラインです。
これは8月にもう一回ヒットが来ますが、
両方とも魚座の支配星であり、
ぐりぐりっと濃い組み合わせです。
たとえば「救い」というのは美しいイメージの言葉ですが、
現実にだれかがだれかを救い出すようなときは、
泥にまみれたり、かすり傷を負ったりと、
どこか「汚れる」部分があるのではないかと思います。
本物の優しさとか、本物の愛情とかは
けっして、見た目はキレイでないものが多いわけで、
この時期はそういう「本物」の強力な力によって
色々なものが救われる、みたいなことがあるのかな、と思います。
「魂胆」というと悪い意味の言葉ですが、
魂とか、胆(きも)などというものは、
本来は強くて、いいものだと思います。
キモが据わっている、等と言います。
裏表のないことはすばらしいことですが、
しっかり胆や魂の真ん中に何かをもったまま、
変幻自在に動いて戦わなければならない場合もあるものです。
この形は、そういう意味での、
本当に胆を据えた人の融通無碍
みたいなイメージがわきます。


水星と冥王星のトラインは、歯に衣着せないストレートな物言い、
素朴で力強い、鋭い知恵、みたいなものを感じさせます。
また、太陽の双子座入り後の火星と太陽のトラインは、
とにかくアクティブです。
意志と情熱、反骨精神からの「行動」を示す形です。
ずばり、ずばりと、結構むき出しで力強い動きが
今週、当たり前のように展開して行くのではないか、という気がします。


週末、金星と土星のオポジションが形成されます。
あまりなかの良くない両者ですが、
今回は土星がオウンサイン、金星もごきげんさん、
というところで、
両者良いコンディションで出会えるのが面白いところです。
山羊座と蟹座は対岸にあって、
表裏一体、共通のテーマを担っています。
それは、一つの閉じた世界を作る、ということです。
「閉じた」というとイメージが良くないかもしれませんが
たとえば、優れた映画作品などは、
その「世界観」がきちんと破綻なく結ばれていさえすれば、
どんなに非現実的で突飛なことが行われようと、
私たちはすうっと受け入れることができます。
また、現実にも、
家の中は家の中、オフィスはオフィスと、
時空をきちんと区切り、余計なものを入れないようにすることで、
その世界にあわせて心を自由に解放することができます。
一つの世界をちゃんと「閉じる」ことで、
そこに開かれた小宇宙が出現するわけです。
山羊座と蟹座はそうした仕組みを担う世界ですが、
そこで、両者の大立て者が握手しているのは
なかなか面白いなあと思います。
外敵に対してはどこまでも堅固な城の中に、
皆が心から憩える居間と食堂がある
みたいなイメージでしょうか。
何か大切なものを「守りたい」という愛情があり、
それを守り切るための手段がある。
そんなことを意識する人が多いかもしれません。
たとえば、
野放しにされた無制限の愛は、時に愛としての形をなさなくなりますが
抑制ということを知った愛は、どこまでも相手を守る力として機能します。
守るべきもののない慎重さや厳しさは、自己目的化して人を阻害しますが
愛にゆえの慎重さ、厳しさは、人を育てる力になります。
互いの「本領」を発揮するために、敢えて異質な者同士が手を結ぶ、
そんな瞬間もあるかもしれません。


今週はそんな感じです。




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