2018/3/19-3/25 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
先週の「節目感」に畳みかけるように、
今週は春分、そして水星が逆行を開始します。
みるみるうちにどんどん新しい視界が開けていって
どうなっちゃうんだろう！
みたいな
「先の見えない感じ」
が出てくるのかな、という気もします。
先週末に山羊座に入った火星は、
すでに山羊座にいる土星にどんどん近づいて行きます。
ものすごく近くなるのは3月末から4月上旬ですが、
2018年4月上旬 火星と土星が大接近 - アストロアーツ
すでに仲良く並んでる感は出てきます。
山羊座では土星と火星はそれぞれに
持ち味を出しやすい状態、とされています。
土星は時間、権威、制限、老成、冷却の星とされ、
火星は戦い、情熱、欲望、攻撃などを扱う星です。
これらが「支配・社会的な力」の世界である山羊座で並ぶのは
とにかくパワフル、という感じがします。
動きそうも無いものが動く時期、
山が動くような時期、というイメージもうかびます。
世の中を動かしていく力、支配していく力には
本当に様々なものがあります。
また、人間が個人として持っている特性と、
集団となったときにはじめて表れてくる特性とは、
かなり大きく違っている、という話を聞いたことがあります。
たとえば、コンサートなどで「拍手をする」とき、
最初はバラバラにはじまるものが
いつの間にかきれいに揃った大きな音になっていく
という現象があります。
だれが音頭を取ったわけでもないし
自分がそうしたいと思ってするわけでもないのに
なぜか集団になると不思議な「個性」のようなものがあらわれてくることを
「創発」と言うのだそうですが、
この時期はそんな現象も
よく見ると、散見されるのかもしれません。
牡羊座の水星は3月23日から逆行を始め、
4月15日に順行に戻ります。
水星が逆行する時期は一般に、
・スケジュールの変更が起こりやすい
・コミュニケーションが混乱しやすい
・交通が混乱しやすい
・過去になくしたモノが戻ってくる
・この時期になくしたものはあとで戻ってくる
・再会や再訪が実現しやすい
などと言われます。
過去からなにかが届くような時期、と言えます。
私としては、
「普段の誤解がただされる時期」
ということがあるのかなと思います。
天動説から地動説に至る、そのヒントになったのが
星の逆行という現象だからです。
また
「ヘルメスが意外なルートで大事な場所に導いてくれる時間」
というイメージもあります。
私たちが自分の頭だけで考えた段取りでは決して行けない場所・出会えないもの
にたどり着ける時期ではないかと思うのです。
予定外のことや想定外のこと、スケジュールやルールの変更も、
ここでは「ある特別な道に乗っている」からこそ起こる
と考えると、
遅延や迷走の面白さが見えてくるのではないかと思います。
21日は「春分の日」です。
星占い的に言えば「太陽が牡羊座に入る日」で、
ここが星占いの上での「元旦」ということになります。
今週新たにスタートすることも多いだろうと思いますし
今回は特に、水星逆行の直前であり、かつ
牡羊座の支配星が
オウンサインの土星と寄り添うようにしてカッカしている
というあたり、
「古くて新しい戦いが、ガチで始まる」
というイメージがわきます。
単純な勝負ではないのは、
歴史的に何度も何度も繰り返されてきた戦いであり、
かつ、今はじめて勃発した戦いである
ということに尽きる気もします。
これは
「全ての恋愛は同じだけれど
全ての恋愛は違っている」
というのにも似ています。
どんなに同じことが繰り返されてこようとも
私たちは自分のものとして何者にも似ない唯一無二の恋をし、
唯一無二の戦いをするしかない
ということなんだろうと思うのです。
牡羊座の金星は今週、
山羊座の冥王星とスクエアを組みます。
愛と欲望が過剰であるがゆえの不器用さで弾けるとき
むしろ、物事は解放への糸口を掴む
ということもあるのかもしれません。
今週はそんな感じです。
