石井ゆかり@筋トレの週報です。
『星読み』もよろしく!

2018/2/19-2/25 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週の空模様をお送りします。


週明け19日に太陽も魚座に入り、
海王星・金星・水星・太陽と、
魚座に4星集合です。
言わば、プチ魚座祭りです。
魚座はもともと木星に支配されている星座ですが
木星は今、火星ともミューチュアル・リセプションになっており、
全体に「密かに(?)木星のテンションがたかいな」という雰囲気があります。
魚座・射手座・木星的な力、
すなわち、さまざまな境界線や枠組みを超えて
「外側」に出ていこうとする力、
もっと言えば
「中と外」の区別を無効にしようとするような力、
そういう力が活性化している
という雰囲気があります。
折しもオリンピックシーズンで、
様々な国の選手が互いに技を競い、リスペクトしあい、
交流し、讃えあい、肩を組んでひとつの画におさまる、
といった光景を日々、目にするわけですが
そこに存在するはずの国境線がもう、目に入らない
というような光景とも見えて、新鮮です。


「忘れる」ということは
一般に、あまりいいこととはされませんし
それによって多くの悲劇が起こることもありますが
その一方で、
人生において、忘却が救いとなることもあります。
辛すぎる経験をした人が、しばしばその経験の記憶を失ったり
新しいことを覚えるために、
敢えて古い記憶を消し去ろうとしたり。
忘却の彼方に何かを流してしまうことによって
私たちは新しい時間を受け入れることが
かろうじて可能になる
ということもあるのではないかと思います。
一度忘れて、
長い時間が経ったあとで
沈没船のワインボトルを取り出すように
その記憶を何らかの手掛かりを得て「取り出す」というような
不思議なタイムトラベルができることもあります。
そういえばオリンピックも、
古代の祭典を甦らせたものですが、
古代オリンピアのその祭典のあいだだけは、
普段戦っている国同士も、かたく休戦協定を結んだそうです。
「今だけは敵同士であることを忘れる」
ことが、この祭典の前提だったわけです。


私たちが生きる時間は限られている上、
その限られた時間をさらに細かく切り刻んで
私たちは目の前のごく短い時間を生きています。
でも、ときどきはもっと長い時間の中で
何かを忘れたり、忘れたことを思い出したり、
思い出をそっと箱の中に入れて
いつかそれを開く日までしまい込んだりします。
魚座は、非常に長い時間を司る星座です。
時間の星座と言えば山羊座ですが
更に長い時間、時間の果てを越えてゆくような時間
時間という概念がもはや意味を成さないような悠久のイメージを
私は、魚座に重ねることができるように思っています。
長い長い時間の中で
私たちの心の中にあるものがどんな意味を持つのか。
魚座に集った星々が
不思議に懐かしくも新しい問いを
今、私たちに投げかけてくれている、というような気もするのです。


今週はそんな感じです。



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