2019/7/15-7/21 全体の空模様
こんにちは、石井ゆかりです。
今週は17日に山羊座で月食が起こります。
日本では西日本などで部分月食が見られます。
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冥王星・土星の近くで起こる今回の月食は、
何か隠れていたものが出てくるような、
生命力が溢れ出してくるような、
岩盤を割って何か輝くものが羽化するような、
強烈な印象をはらんでいます。
食は「再生」を感じさせる現象なのですが、
今回は冥王星という「再生」の星と重なり合っていて、
その印象が面白い形に強調・凝縮されている感じがあるのです。
たとえば普段非常に厳格な人が、
突然激情を顕わにする、というようなドラマティックなシーンが思い浮かびます。
逆行中の水星が19日、蟹座に戻ります。
水星は水の星座ではちょっと調子が出ない、
という話もあり、
この動きはコミュニケーションにおける混乱や停滞を感じさせます。
ですが一方で、
6月中にはっきりしなかったハナシを、
細かい所までつめて、キッチリ決めていける段階、
というイメージもあります。
「話したいハナシ」と
「話さなければならないハナシ」は
必ずしも重ならない場合が多いわけですが
「話したくなくてもちゃんと話しておかなければならない話」をすることで、
心が通うようになったり、状況がどっしりと着地したり、生き方が変わったり、
といったことが起こっておかしくないタイミングです。
特に、人の気持ちに関するハナシ、人と人とを結びつけている力に関するハナシ、
そして、過去のハナシ。
そういう「ハナシ」は、結論に向かってまっすぐ走っていくような議論や相談とは少し違っています。
「ただ話すだけ」ということに無限の意味があるハナシ、というものも、結構あるのだと思います。
今週はそんな感じです。
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2019/7/15-7/21 魚座の空模様
たとえば、恋人が笑顔しか見せてくれなかったら、なんとなく物足りなく感じるかもしれません。
「本当の感情を隠されている」「マトモに相手にしてもらえていない」と感じてしまう人もいるでしょう。
友だちや家族であっても、常に強くてしっかりしたところしか見えなかったなら、心の距離を感じて寂しくなるのではないかと思います。
人を「まるごと」相手にしたい、という望みはどこから生まれるのでしょうか。
部分的なつきあいで十分満足できる相手もある一方で、「もうちょっと踏み込んでみたい」という気持ちが湧いてくるのは、リクツや損得勘定では説明しづらいだろうと思います。
今週、大切な人やものを「まるごと」相手にしたい、という思いが、ちょっと意外な形で叶えられるかもしれません。
これまでに見たことのないような側面を、目にすることができるかもしれません。
あるいは、今までもその部分は見えていたのに、あなたがそれに気づいていなかった、ということなのかもしれません。
幻影ではなく「実体」に触れた、という感覚は、新しい愛情や感情の源泉となるようです。
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2019/7/15-7/21 水瓶座の空模様
たとえば「泣く」ことはあまりいいこととは見なされませんが、「泣ける映画」を見てワンワン泣いてスッキリするのが好きな人は、たくさんいます。
お腹が空くのは辛いことですが、本当にお腹が空いたときに食べるものの美味しさは、たとえようもありません。
雨が降ったら傘をさして、できるだけ濡れないように気をつけるわけですが、海水浴にでかけたら、むしろ積極的に「濡れにいく」ことになります。
そんなふうに、普段の生活の中では一般に「望ましくない」と思われていることでも、場を変え、見方を変え、使い方を変えれば、私たちの人生をリフレッシュしてくれるものはいろいろあります。
今週、あなたの世界では、そうした力が大きな働きを見せることになるかもしれません。
普段は避けているようなことが、この時点では素晴らしい威力を発揮して、あなたの内なる生命力に新しい燃料を注ぎ込んでくれるのです。
今週は星座を問わず、なにかしら「心の中の、開かずの扉を開く」ようなことが起こりそうなのですが、特に水瓶座の世界では、胸の中の最も深奥にある扉に触れることができるのではないかと思います。
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2019/7/15-7/21 山羊座の空模様
今週、あなたの星座で月食が起こります。
なにか素敵なターニングポイントが訪れそうな、「特別な星の時間」です。
月食は「特別な満月」で、ものごとが一つの到達点に達する節目です。
文字通り「ときがみちて」なにかが起こるのです。
これまでずっと懐胎してきたものが産みおとされるような、神秘的なタイミングです。
今回は特に、長いことあなたが温めながら育ててきたものが、意外な形で「孵化」するような気配があります。
過去10年ほどにわたって、あなたが密かに燃やしてきた野心が、表に現れるようなことが起こるかもしれません。
ずっと迷ってきたことへの結論が出たり、覚悟が決まったりするかもしれません。
「自分」というものの中にあった「これだ！」と思えるなにかを、見事掘り起こして目の当たりにできるような時間帯です。
そこには、大切なだれかの姿もちゃんとあるはずです。
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2019/7/15-7/21 射手座の空模様
ふるぼけたガラクタが、プロに鑑定してもらったところ「お宝」に変わる、という企画は、テレビでおなじみです。
「猫に小判」「豚に真珠」「宝の持ち腐れ」など、「持ち主にその価値がイマイチわかっていない」という現象は昔からよくあったのだろうと思います。
物質的な「モノ」だけでなく、才能や実力、経験などにもこのことは、結構当てはまるのかもしれません。
謙虚さや冷静さは、単なる臆病や自己否定と混同されがちです。
素晴らしい力を持っているのに、自分で自分をバカにしてしまい、その力を「死蔵」している人は、世の中にたくさんいるのではないかという気がします。
今週、ずっとしまいこんでいた古い金庫を、思い切って開けてみる！ といった場面があるかもしれません。
すぐそこにあったのに、ずっと自分のものだったのに、その「真価」を知らずにいたことに気づかされるのかもしれません。
それは、ひとつの「出会い」です。
そばにあっても、見えていても、本当の意味で「目に入っていない」ものと、私たちは人生の中で、しばしば運命的な出会いを果たすものなのだろうと思います。
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2019/7/15-7/21 蠍座の空模様
あなたにしか語れない、力強い言葉が、あなたの口をついて出てきます。
その言葉によって、あなたの周囲にいる人は、強い影響を受けることになるでしょう。
場合によってはその一言で、物事の流れが変わり、人の動き方が変わり、あなた自身の立ち位置も変わるかもしれません。
でも、これは決して、場当たり的なことではないはずです。
あなたがずっと学び、考え、経験し続けて来たことが、地中で成長する結晶のようにかたまった結果、そのメッセージが、その自己主張が、そのコミュニケーションが生まれたのです。
そこには、長い時間の流れが詰まっています。
今、あなたは非常に忙しい状況に置かれているはずですが、その忙しさは「前に進む」よりもまず「横に膨らむ」ほうへと展開しています。
小さくまとめてしまおうとせず、今はむしろ「もっと散らかしてみる」くらいの姿勢でいる方が、進むべき方向を見つけやすくなるはずです。
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2019/7/15-7/21 天秤座の空模様
「一見関係のなさそうなことが、実は地下茎でつながっている」。
生活の中でよく起こる現象です。
プライベートな心配事が片付いたら、仕事も上手く行くようになったとか、大仕事が片付いたら、悩みの種だったニキビが消えたとか、私たちの心は実に不思議な具合にできています。
今週、たとえばそんなことが起こるかもしれません。
目に見えている問題から遠く離れたところにある「原因」が片付いて、状況が一変するのです。
私たちは日々、物事に優先順位を付けて活動しています。
なにを先にやって何を後回しにするか、ということは、多くの場合「人間関係」や「立場」を根拠に決まります。
特に「関わり」を大切にする天秤座の人は、その傾向が強いのではないかと思います。
でも、今週はどちらかと言えば、普段後回しにしていることのほうを先にもってくると、結果的に人間関係や立場性に対しても、好影響が出る気配があります。
「自分」や「自分の世界」に起こることを軸として生活を回したとき、自然に「外界」のこともきちんと順序よく並んでくれるようなのです。
心の中の一大変化が、あなたを取り巻く世界のすべてに明るい光を投げかけるような週です。
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2019/7/15-7/21 乙女座の空模様
小学生の頃、国語の教科書で『おじさんの傘』というお話を読みました。
お気に入りの傘をとても大事にしているおじさんは、雨が降っても傘をささないのです。
大事な傘が濡れるのがいやなのです。
愛するもの、大切なものを、本当の意味で「大切にする」ことは、なかなか難しいことなのかもしれません。
「かわいい子には旅をさせよ」のように、危険を排除しては当人のためにならない、という考え方は昔からちゃんとあります。
ですがこの言葉が諺になるのは、「現実にはそうはいかない」からです。
私たちは「大切なもの」を危険から守りたいあまり、隠すようにしまい込んでしまうクセがどうにもぬけない、ということなのだろうと思います。
今週、あなたの世界で「愛のミラクル」が起ころうとしています。
この「ミラクル」はたとえば、冒頭の例で言うと「雨の日におじさんが傘をさす」というようなことかもしれません。
傘に傘としての「本領発揮」をさせることで、おじさんは実は、もっと幸福になれるのです。
大切なもの、愛するものを「本当に大切にする方法」を、今週、あなたは新しく見出すことになるのではないかと思います。
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2019/7/15-7/21 獅子座の空模様
たとえば普段とは違ったタイミングで休みを取ると、普段とは違ったテレビ番組を目にしたり、ラジオを聞いたりして、「こんな世界があったのか！」と驚かされるようなことがあります。
今週もしかすると、そんな現象が起こるかもしれません。
普段のルーティンを支障なく、普段通りに進めていたのでは決して見えないものが、今週見えてくるのです。
この時期、とてもひたむきに頑張っているはずの獅子座の人々ですが、今週は特別に、不思議な寄り道ができる気配があります。
この「寄り道」の途中で、あなたは新しい生活の要素、条件、アイテムを発見することになるかもしれません。
寄り道したところで「これは、自分の生活習慣にしてみよう」と思えるようなものに出会えるのです。
生き方のヒント、新しい生活のイメージが見つかります。
ずっと何気なく、あるいは当たり前だと思ってやってきたことを、突然高く評価されるような場面もあるかもしれません。
「このことに、そんな価値があったのか！」と驚かされることになるかもしれません。
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2019/7/15-7/21 蟹座の空模様
だれかとの関係が、ドラマティックな変化を遂げるかもしれません。
たとえばスイカやザクロ、ドラゴンフルーツなどのように、外から見た姿と中を開けて見た様子が全く違っている！ という果物はけっこうあります。
それにも似て、これまでの関わりの中では見えてこなかった「本当の心のつながり」がそこに、姿を現すようなのです。
これは「相手が本性を現す」「隠していた自分の本音がダダ漏れになる」といったことではありません。
というのも「本性を現す」「本音が出る」は、片方だけに起こる現象です。
もとい、そうしたことが今週起こってももちろん、おかしくないのですが、それ以上に今週の現象には「関係」そのものから立ち現れてくるものが大きいように思われるのです。
一人の人の内なるものが外に出るのではなく、「関係」それ自体から、隠されていたなにかが顕れてくる、という感じがあるのです。
人と人との関係は、それ自体がひとつの生き物のようです。
それがどんな関係であれ、その二人の間にしか生じない現象が様々に起こります。
挨拶のしかたひとつとっても、「その人だから何となくそうなってしまう」ということがあるものです。
「関わり」という、見えているようで見えないものの中から、今週、意外なものが「誕生」するようです。
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2019/7/15-7/21 双子座の空模様
古いおとぎ話では、しばしば「価値を見抜く」「真贋を見定める」試験が行われます。
たとえば「金の斧と銀の斧」のお話や、『舌切り雀』の「小さい葛篭と大きな葛篭」のお話、『竹取物語』の宝物をとってくる試練など、すべて「本物かどうか」を見抜く、というテーマを含んでいます。
中には『浦島太郎』の、「決してあけてはいけない葛篭」といったトリッキーなものもあります。
「贈り物」には、贈り主の様々な意図や思いが含まれていて、それ自体が両者の関係性の象徴、といったところもあります。
私たちは電車の中で隣り合って座りながらも、まったく「別の世界」を生きていて、違いあった世界の境界線を越えて贈り物を贈る時は、予測不可能なことがおこるものなのかもしれません。
今週、あなたは「異世界の存在」から何か大事なものを受け取ることになるのかもしれません。
そこにはお互いの関係の全てが含まれていて、注意深く添えられたメッセージを読み、取扱説明書に目を通しておかないと、大変なことになる（！）気配もあります。
あるいはその贈り物には「隠し扉」のようなものがついていて、ちょっとした謎を解かないと、そのギフトの真の恩恵には触れられないのかもしれません。
これらはもちろん比喩ですが、贈り物を本当の意味で受け取ろうとするとき、知性や心の力が必要になる、ということがあるのだろうと思います。
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2019/7/15-7/21 牡牛座の空模様
もし本当に、心から知りたいことがあるなら、今週その扉を叩けば、答えを教えてもらえるかもしれません。
それが遙か上の立場の人であっても、高嶺の花であっても、あなたの真剣な問いに、相手は耳を傾けてくれるはずです。
ごく真剣な問いは、それ自体がすでに答えを含んでいることもあります。
もしかしたら今週、だれかがそのことをあなたに教えてくれるのかもしれません。
今週、どこか遠い場所に出かけてゆく人もいるでしょう。
目的地に到着したとき、「そこが最終的なゴールではない」ということがわかります。
たとえば鍾乳洞のような場所にゆくとしたら、まず入り口にたどり着いて、そこから本当の「探検」が始まります。
あなたが目指していた場所はおそらく、「鍾乳洞の入り口」のような場所で、その先に潜り込んでいくことで初めて、探していた宝物に出会えることになっているようです。
これはもちろん比喩ですが、「その先」「そこから更に下った深み」に、あなたを待って静かに燃えている炎を見いだすことができるはずです。
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2019/7/15-7/21 牡羊座の空模様
たとえば憧れのスターを見上げているとき、そのスターの目に周りの景色がどう映っているかは、決してわかりません。
同じ場所にいて、同じ景色に取り巻かれているのに、立場が違うだけで、お互いに何を見ているのか、わからないのです。
今週、あなたはずっと目指していた場所にたどり着くかもしれません。
ずっと願っていたことが叶ったり、見つめ続けた山頂に到達したりするタイミングです。
そこでは、憧れる側から憧れられる側にくるりと転換するような変化が起こります。
今まで見上げていたものに「なった」とき、これまでの自分に似た姿を眼下に捉えることになるのかもしれません。
これはもちろん比喩ですが、あなたが今週、目指していた場所に立った時、「これまであなたの周囲にちゃんと存在していながら姿を隠していたもの」が厳然と姿を現すことになるようです。
限りなく大きな力を手にしたとき、人は喜びよりも、畏れのような気持ちを抱くものではないかと思いますが、今週あなたは周囲から「おめでとう！」と言われるような場所に立ちながら、きりっと気持ちを引き締めることになるだろうと思うのです。
